＜投手＞
高橋礼（ソフトバンク）5.0［4回］
　シンカーとスライダーを散りばめていたが、外のスライダーをことごく見切られた。ストレートの重要性を感じたに違いない。

山岡泰輔（オリックス）5.0［0.2回］
　悪い流れからの登板。２三振を奪ったものの、３安打を浴びて１失点を喫した。

嘉弥真新也（ソフトバンク）6.0［0.1回］
　勝負を決めかねない場面で、ワンポイントリリーフ。空振り三振に切って取る大きな仕事を果たした。

大野雄大（中日）5.0［２回］
　アメリカ打線に向かっていきパワーピッチングを披露。楽しそうにも見えたが、１点追撃の後のホームランは反省したい。

山本由伸（オリックス）5.5［1回］
 ２安打を浴びたものの、無失点で切り抜けた。

中川皓太（巨人）5.5［回］
 １点差に詰め寄った中で、９回を任された。プレッシャーがかかるところ、先頭打者に安打を浴びながら無失点に抑えたナイスピッチングだった。
  <監督>
稲葉篤紀　5.5
　外崎の起用は当たったものの、１、２番の選定はやや課題が残った。投手起用は接戦の試合展開でもあったが、１人も連投をさせない起用はうまくマネジメントしたと言える。試合には敗れたが、一縷の光を言える。

※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「５」を基準とし、「0.5」刻みで評価。
※プレー機会がなかった選手は原則採点なし。

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取材・文●氏原英明（ベースボールジャーナリスト）

【著者プロフィール】
うじはら・ひであき／1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』（新潮社）、『メジャーをかなえた雄星ノート』（文藝春秋社）では監修を務めた。