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プロ野球

【2022ドラフト候補ランキング|31~50位】ランクアップした近江・山田をはじめ、この春に急成長した選手が評価上昇<SLUGGER>

西尾典文

2022.07.07

▼45位:下山悠介[三塁手・慶応大](前回順位:38位)
(しもやま・ゆうすけ/右投左打)
 下級生の頃から常勝軍団を支える強打の内野手で、東京六大学では現役2位となるリーグ戦通算69安打を記録している。この春は打率.250と厳しいマークに苦しんだが、それでも2本のホームランを放ち、4割近い出塁率を残すなど存在感を見せている。脚力も申し分なく、サード、セカンドと複数のポジションを守ることができるのも魅力だ。
●タイプ診断:ヒットメーカー、ユーティリティ

▼46位:三塚琉生[外野手・桐生第一高](前回順位:圏外)
(みつか・るい/左投左打)
 北関東を代表する左のスラッガー。昨年夏は2番打者ながら長打を連発し、新チームからは不動の中軸として活躍している。無駄な動きの少ないスウィングで対応力も高く、この春は飛距離もさらにアップした。投手としても140キロを超えるスピードを誇るなど、外野から見せる強肩も魅力。外野手としての総合力は全国でも屈指の存在だ。
●タイプ診断:左のスラッガー

▼47位:萩尾匡也[外野手・慶応大](前回順位:圏外)
(はぎお・まさや/右投右打/文徳高)
 抜群の長打力と運動能力が光る外野手。完全にレギュラーとなったのはこの春からだが、5本塁打、17打点といずれもリーグトップの成績を残し、見事ベストナインに輝いた。インパクトの強いバッティングで右方向にも飛距離が出るのが持ち味。脚力も素晴らしいものがあるが、外野守備は捕球、送球ともに不安定だけに、秋はその課題を解消できるかがポイントになるだろう。
●タイプ診断:右の強打者
 
▼48位:三井健右[外野手・大阪ガス](前回順位:43位)
(みつい・けんすけ/右投左打/大阪桐蔭高→立教大)
 今年の社会人を代表する左のスラッガー。高校時代からその強打には定評があったが、大学、社会人と順調にレベルアップを果たしている。都市対抗予選でも厳しいマークの中、しっかりと成績を残した。バッティング以外のプレーは目立たないが、その長打力にプロからの注目度も高い。
●タイプ診断:社会人スラッガー

▼49位:黒田義信[外野手・九州国際大付属高](前回順位:45位)
(くろだ・よしのぶ/右投左打)
 九州を代表する強打の外野手。旧チームから4番、新チームでは1番や3番を任され、選抜高校野球でも見事なバッティングを見せた。身体はそれほど大きくないものの、全身を使ったフルスウィングで長打力も申し分なく、脚力も素晴らしいものがある。高レベルで三拍子揃った外野手として注目の存在だ。
●タイプ診断:走攻守三拍子

▼50位:橋本達弥[投手・慶応大](前回順位:圏外)
(はしもと・たつや/右投右打/長田高)
 東京六大学を代表するクローザー。高校時代から兵庫県内では評判の右腕で、大学でも着実にスケールアップを果たしている。150キロに迫るストレートと鋭く変化するカットボール、フォークを武器とし、安定感はリーグでも屈指。今春はリーグトップの防御率1.53(29.1回)をマークし、大学日本代表にも選ばれた。
●タイプ診断:リリーフタイプ

​​​​​​文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。

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