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アストロズ、レンジャーズ、マリナーズが三つ巴の戦い。一方、エンジェルスは案の定……【MLB地区別球団通信簿:ア・リーグ西地区】<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2023.12.31

▼レンジャーズ
90勝72敗 勝率.556(地区1位)
通信簿:よくできました

 フロントが見せた勝利への飽くなき執念が見事に結実したシーズンだった。2021年オフにコリー・シーガーやマーカス・セミエンを獲得したのに続き、昨オフはジェイコブ・デグロム、ネイサン・イオバルディ、アンドリュー・ヒーニーらを積極補強。デグロムは6先発しただけでトミー・ジョン手術を受けることになったが、めげることなくアロルディス・チャップマンやマックス・シャーザー、ジョーダン・モンゴメリーらを次々にトレードで獲得して穴を埋めた。
 
 補強組だけでなく、ルーキーのジョシュ・ヤンやレオディ・タベラス、デーン・ダニング、ジョナ・ハイムら若手/中堅も活躍。アドリス・ガルシアは39本塁打、107打点でいずれもリーグ2位と、主砲として文句なしの働きだった。もちろん、久々に現場復帰を果たし、チームに落ち着きをもたらした名将ブルース・ボウチー監督の功績も見逃してはいけない。

 地区優勝こそ最後の最後でアストロズにさらわれたものの、7年ぶりに出場したプレーオフでは格上のチームを次々に撃破。ワールドシリーズでもダイヤモンドバックスを4勝1敗で下して頂点に立った。ベテランと若手、現場とフロントが見事に融合し、アーリントンに久々に熱狂をもたらした。

文●SLUGGER編集部

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