８月25日より日本を含むアジア３か国で開催中の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」。大会は５日目を迎え、各チームにとって１次ラウンド最終戦となる第３戦が行なわれる。

　日本（FIBAランキング36位）は27日の第２戦、格上フィンランド（同24位）を大逆転の末に下し、今大会初勝利をあげた。この１勝は、来年にもつながる大きな勝ち星となり得るものだ。

　というのも、このワールドカップは来夏のパリ五輪の予選も兼ねており、アジア最高位のチームには自動的に五輪出場権が与えられる（オーストラリアとニュージーランドのオセアニア枠は別）。
  　今大会、アジア勢は６チーム（日本のほか、フィリピン、中国、ヨルダン、イラン、レバノン）が参加しているが、全チーム２試合を消化した時点で日本以外は全敗。ホーバス・ジャパンが唯一の勝利をあげてパリ五輪レースで優位に立っている。

　もっとも、これで出場権獲得が濃厚となったわけではない。日本は今夜20時10分からのオーストラリア戦で勝利し２次ラウンドに進めば、ベスト16以上が確定しアジアトップが濃厚となるが、敗れれば17－32位決定戦にまわることになる。

　２試合が行われる17－32位決定戦は１次ラウンドの結果が持ち越され、そこでアジアの他国が連勝すれば最終成績で日本を上回る可能性はある。逆に日本からすればオーストラリアに敗れて順位決定戦にまわったとしても、気の抜けない戦いが続くというわけだ。

　アジア勢の今大会途中経過は次の通り。日本としてはまず今夜の第３戦、世界ランキング３位の強豪オーストラリアにすべてをぶつけるだけだ。

■アジア各国の大会結果＆予定
グループＡ
フィリピン　０勝２敗／得失点差－16
第１戦：●81－87vsドミニカ共和国
第２戦：●70－80vsアンゴラ
第３戦：29日vsイタリア

グループＢ
中国　０勝２敗／得失点差－62
第１戦：●63－105vsセルビア
第２戦：●69－89vs南スーダン
第３戦：30日vsプエルトリコ

グループＣ
ヨルダン　０勝２敗／得失点差－29
第１戦：●71－92vsギリシャ
第２戦：●87－95vsニュージーランド
第３戦：30日vsアメリカ

グループＥ
日本　１勝１敗／得失点差－８
第１戦：●63－81vsドイツ
第２戦：○98－88vsフィンランド
第３戦：29日vsオーストラリア

グループＧ
イラン　０勝２敗／得失点差－43
第１戦：●59－100vsブラジル
第２戦：●69－71vsコートジボワール
第３戦：30日vsスペイン

グループＨ
レバノン　０勝２敗／得失点差－94
第１戦：●70－109vsラトビア
第２戦：●73－128vsカナダ
第３戦：29日vsフランス

構成●ダンクシュート編集部

「仕返しをしなければ…」豪主将が渡邊雄太に宣戦布告!? 豪メディアは“ホームアドバンテージ”を最警戒「史上最大の番狂わせを狙っている」【バスケW杯】

「W杯史上最大の逆転劇」大金星を演出した日本代表ホーバスHCの”手腕”に海外メディア熱視線！ 五輪銀メダルの快進撃に再脚光「本当に素晴らしい！」

「バスケを好きでよかったですよね皆さん！」スラムダンク原作者が日本代表の逆転勝利に歓喜！FIBA公式も“名場面”に便乗【バスケW杯】