ヒューストン・ロケッツは昨季、ウエスタン・カンファレンス2位の52勝30敗(勝率63.4%)の成績を残し、5シーズンぶりにプレーオフへ復帰。ファーストラウンドでゴールデンステイト・ウォリアーズに3勝4敗で敗れたとはいえ、イーメイ・ユドカHC(ヘッドコーチ)就任2年目で躍進を遂げた。
するとチームは今オフに大きな動きに出た。トレードでケビン・デュラントとクリント・カペラ、FA(フリーエージェント)戦線でドリアン・フィニー・スミス、ジョシュ・オコーギーを獲得。
デュラントのトレードで主力のジェイレン・グリーンとディロン・ブルックス(いずれも現フェニックス・サンズ)を失うも、フレッド・ヴァンブリート、スティーブン・アダムズといった既存戦力とは再契約。さらにジャバリ・スミスJr.とは5年1億2200万ドル(約183億円)の延長契約を締結した。
キャリア3年目の昨季、スミスJr.は年明けに左手を骨折した影響で22試合連続で欠場。オールスターブレイク後に復帰してからは主にベンチスタートとなり、プレーオフ1回戦でも全7試合で控えに甘んじた。
それでも、レギュラーシーズン57試合で平均30.1分、12.2点、7.0リバウンド、1.1アシスト、プレーオフでは同20.4分、7.4点、3.9リバウンドをマーク。シーズン中に伸び悩んでいた3ポイントがプレーオフで成功率45.5%(平均1.4本成功)と飛躍し、今後に期待を抱かせた。
そのスミスJr.が、現地時間7月31日にポッドキャスト番組『The Young Man and The Three』へゲスト出演。来季からチームメイトになるデュラントについて「彼は本当に大好きな選手だったんだ。ゴールデンステイトへ行くまではね。あの移籍がみんなを混乱させたようなものだから」と笑みを交えて語った。
デュラントはNBA入りから9シーズンにわたってオクラホマシティ・サンダー(1年目のみ前身のシアトル・スーパーソニックス)でプレーし、2012年にファイナルへ進出。2016年のプレーオフではカンファレンス・ファイナルでウォリアーズ相手に3勝1敗と王手をかけるも、ステフィン・カリーとクレイ・トンプソン(現ダラス・マーベリックス)に爆発を許し、3連敗で敗退した。
同年夏、FAになったデュラントはウォリアーズ移籍を決断。2017、18年に連覇を達成し、2年連続でファイナルMVPに輝いたが、チームにはすでにカリー&トンプソンやドレイモンド・グリーン、アンドレ・イグダーラら役者が揃っていたため、その選択をネガティブに捉える声も多かった。
それでも、208cm・100kgのスミスJr.にとって、似た体格のデュラント(211cm・109kgの)は参考にしてきた選手であり、憧れだったという。
「彼のようになりたかったし、見習いたかった。彼がコート上でこなしていることを自分もやろうとしたんだ。背が高くてシュート力がある選手なら、誰だってKDみたいになりたいと思っているさ。僕はそうして成長してきたんだ」
22歳のスミスJr.に対し、デュラントは9月末に37歳となる大ベテラン。年齢は一回り以上も離れているが、スミスJr.にとっては選手として成長する絶好のチャンスとなる。
コート上で共演するだけでなく、日々のワークアウトや試合前後のルーティン、ゲームライクな練習メニューを目の当たりにすることで得られるものは多いはず。課題のシュート力向上においてもこれ以上ないお手本なだけに、来季の飛躍が期待できそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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デュラントのトレードで主力のジェイレン・グリーンとディロン・ブルックス(いずれも現フェニックス・サンズ)を失うも、フレッド・ヴァンブリート、スティーブン・アダムズといった既存戦力とは再契約。さらにジャバリ・スミスJr.とは5年1億2200万ドル(約183億円)の延長契約を締結した。
キャリア3年目の昨季、スミスJr.は年明けに左手を骨折した影響で22試合連続で欠場。オールスターブレイク後に復帰してからは主にベンチスタートとなり、プレーオフ1回戦でも全7試合で控えに甘んじた。
それでも、レギュラーシーズン57試合で平均30.1分、12.2点、7.0リバウンド、1.1アシスト、プレーオフでは同20.4分、7.4点、3.9リバウンドをマーク。シーズン中に伸び悩んでいた3ポイントがプレーオフで成功率45.5%(平均1.4本成功)と飛躍し、今後に期待を抱かせた。
そのスミスJr.が、現地時間7月31日にポッドキャスト番組『The Young Man and The Three』へゲスト出演。来季からチームメイトになるデュラントについて「彼は本当に大好きな選手だったんだ。ゴールデンステイトへ行くまではね。あの移籍がみんなを混乱させたようなものだから」と笑みを交えて語った。
デュラントはNBA入りから9シーズンにわたってオクラホマシティ・サンダー(1年目のみ前身のシアトル・スーパーソニックス)でプレーし、2012年にファイナルへ進出。2016年のプレーオフではカンファレンス・ファイナルでウォリアーズ相手に3勝1敗と王手をかけるも、ステフィン・カリーとクレイ・トンプソン(現ダラス・マーベリックス)に爆発を許し、3連敗で敗退した。
同年夏、FAになったデュラントはウォリアーズ移籍を決断。2017、18年に連覇を達成し、2年連続でファイナルMVPに輝いたが、チームにはすでにカリー&トンプソンやドレイモンド・グリーン、アンドレ・イグダーラら役者が揃っていたため、その選択をネガティブに捉える声も多かった。
それでも、208cm・100kgのスミスJr.にとって、似た体格のデュラント(211cm・109kgの)は参考にしてきた選手であり、憧れだったという。
「彼のようになりたかったし、見習いたかった。彼がコート上でこなしていることを自分もやろうとしたんだ。背が高くてシュート力がある選手なら、誰だってKDみたいになりたいと思っているさ。僕はそうして成長してきたんだ」
22歳のスミスJr.に対し、デュラントは9月末に37歳となる大ベテラン。年齢は一回り以上も離れているが、スミスJr.にとっては選手として成長する絶好のチャンスとなる。
コート上で共演するだけでなく、日々のワークアウトや試合前後のルーティン、ゲームライクな練習メニューを目の当たりにすることで得られるものは多いはず。課題のシュート力向上においてもこれ以上ないお手本なだけに、来季の飛躍が期待できそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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