フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードは、リーグ屈指の実力者である一方、ケガが多く、秘めるポテンシャルを最大限に発揮できていない。その評価は大きく分かれるところだが、元NBA選手のユドニス・ハズレム(元マイアミ・ヒート)は健康を条件に“現役最強センター”と称している。
2014年のドラフト1巡目3位でシクサーズに指名されたエンビードは、最初の2シーズンを右足のケガで全休。2016年にようやくデビューを飾ると、翌2017−18シーズンから7年連続で平均20点、10リバウンド以上を記録し、オールスターにも連続選出された。
2021−22シーズンには平均30.6点で米国外出身選手として初の得点王に輝き、シクサーズの選手としても、2004−05シーズンのアレン・アイバーソン(平均30.7点)以来のタイトル獲得者に。2022−23シーズンも平均33.1点で2年連続の得点王、オールNBA1stチーム選出、さらに自身初のシーズンMVP受賞も果たした。
しかし、翌2023-24シーズンは左ヒザの半月板を負傷して手術を受けるなど、39試合の出場(平均34.7点、11.0リバウンド、5.6アシスト、1.18スティール、1.69ブロック)止まり。さらに、昨季もわずか19試合しか出場できず、成績も平均23.8点、8.2リバウンド、4.5アシストにフィールドゴール成功率44.4%と不発だった。
2003~23年にマイアミ・ヒート一筋でプレーし、2006、12、13年にリーグ優勝を経験しているハズレムは、マイク・ミラーとともにホストを務めるポッドキャスト番組『The OGs』で、“ジョエル・エンビード or ニコラ・ヨキッチ”の最強センター対決に関して持論を展開した。
「ジョーカー(ヨキッチ)のプレーは大好きだ。彼はアンストッパブル。本当に素晴らしい。でも、エンビードが100%集中し、コンディションを整え、集中力を保ち、犠牲を払う覚悟で必要なことをすべて行なえば、彼がリーグ最高のビッグマンだと思う。ジョーカーを否定するわけじゃない。ふたつのことが同時に真実である可能性がある」
殿堂入りセンターのシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)やアロンゾ・モーニング(ヒートほか)と共闘し、エンビードとの対戦歴も持つハズレムは“本気のエンビード”に太鼓判を押す。
「ジョーカーは素晴らしい選手だ。でも、健康で集中力があり、体調が良く、チームに献身的なエンビードがリーグ最高のセンターだと私は信じている。それが私が信じるものであり、見たいものだ。
その証拠はこれまでに目撃しているが、それだけでは不十分だ。AI(アイバーソン)はフィリーでは優勝できなかったが、フィラデルフィアの街に愛されている。エンビードが持っているものをすべて出し尽くせば、同様の愛とリスペクトを得られるだろう。彼はチャレンジしないといけない」
2025-26シーズン、エンビードは名誉挽回となるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
【画像】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
2014年のドラフト1巡目3位でシクサーズに指名されたエンビードは、最初の2シーズンを右足のケガで全休。2016年にようやくデビューを飾ると、翌2017−18シーズンから7年連続で平均20点、10リバウンド以上を記録し、オールスターにも連続選出された。
2021−22シーズンには平均30.6点で米国外出身選手として初の得点王に輝き、シクサーズの選手としても、2004−05シーズンのアレン・アイバーソン(平均30.7点)以来のタイトル獲得者に。2022−23シーズンも平均33.1点で2年連続の得点王、オールNBA1stチーム選出、さらに自身初のシーズンMVP受賞も果たした。
しかし、翌2023-24シーズンは左ヒザの半月板を負傷して手術を受けるなど、39試合の出場(平均34.7点、11.0リバウンド、5.6アシスト、1.18スティール、1.69ブロック)止まり。さらに、昨季もわずか19試合しか出場できず、成績も平均23.8点、8.2リバウンド、4.5アシストにフィールドゴール成功率44.4%と不発だった。
2003~23年にマイアミ・ヒート一筋でプレーし、2006、12、13年にリーグ優勝を経験しているハズレムは、マイク・ミラーとともにホストを務めるポッドキャスト番組『The OGs』で、“ジョエル・エンビード or ニコラ・ヨキッチ”の最強センター対決に関して持論を展開した。
「ジョーカー(ヨキッチ)のプレーは大好きだ。彼はアンストッパブル。本当に素晴らしい。でも、エンビードが100%集中し、コンディションを整え、集中力を保ち、犠牲を払う覚悟で必要なことをすべて行なえば、彼がリーグ最高のビッグマンだと思う。ジョーカーを否定するわけじゃない。ふたつのことが同時に真実である可能性がある」
殿堂入りセンターのシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)やアロンゾ・モーニング(ヒートほか)と共闘し、エンビードとの対戦歴も持つハズレムは“本気のエンビード”に太鼓判を押す。
「ジョーカーは素晴らしい選手だ。でも、健康で集中力があり、体調が良く、チームに献身的なエンビードがリーグ最高のセンターだと私は信じている。それが私が信じるものであり、見たいものだ。
その証拠はこれまでに目撃しているが、それだけでは不十分だ。AI(アイバーソン)はフィリーでは優勝できなかったが、フィラデルフィアの街に愛されている。エンビードが持っているものをすべて出し尽くせば、同様の愛とリスペクトを得られるだろう。彼はチャレンジしないといけない」
2025-26シーズン、エンビードは名誉挽回となるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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