2月10日(日本時間11日、日付は以下同)、NBA下部組織のGリーグが前半戦における"オールNBA Gリーグチーム"を発表した。
Gリーグのコーチ陣、ゼネラルマネージャー(GM)たちの投票によってイースタン・カンファレンス、ウエスタン・カンファレンスからそれぞれ12名の選手たちが選ばれたが、メンフィス・ハッスルからは4名が選出されており、トップチームのグリズリーズと2WAY契約を結んでいる渡邊雄太も名を連ねた。
渡邊はGリーグ2年目の今季、20試合すべてに先発出場。平均32.5分、17.3点、5.5リバウンド、1.9アシスト、1.0スティール、1.1ブロックに加え、フィールドゴール55.6%(134/241)、3ポイント37.8%(31/82)、フリースロー84.8%(28/33)をマーク。
ハッスルの中では平均出場時間で2位、ブロックで4位、得点とリバウンドで5位の数字を残している渡邊は、チームメイトのダスティ・ハナーズ、ジョシュ・ジャクソン、ジャロッド・ユーソフとともにウエストの"オールNBA Gリーグチーム"に選ばれた。
また、グリズリーズではここ6試合のうち5試合に出場しており、7日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦では今季最長となる11分48秒に出場。速攻からオールスターのベン・シモンズをかわしてボースハンドダンクを叩き込むなど、今季最多の9得点に1アシスト、1スティール、1ブロックをあげた。
9日のウィザーズ戦では、八村塁との"日本人対決"こそ実現しなかったものの、第1クォーター終盤からコートに立ち、2試合連続で10分以上(10分8秒)の出場時間を獲得。放ったシュートは1本のみで無得点、1リバウンド、ファウル2回という成績だったものの、出場時間帯における得失点差では+7と決して悪くない数字を残した。
この日の試合前にインタビュアーから「アピールポイントとしてはディフェンスとハッスルプレーですか」と聞かれた渡邊は「そうですね。そこは絶対にやらなければいけない部分なので。特に、僕の今の状態で言うと、そこをやらないと話にならないので、そこだけはまず、徹底的にやっていけたらなと思います」と語っていたように、ピュアシューターのダービス・ベルターンスや、セカンドユニットでボールハンドラーも務めるトロイ・ブラウンJr.へしっかりとチェックに向かい、得点を許さないディフェンスが光った。
Gリーグでは1月22日のシクサーズ傘下のデラウェア・ブルーコート戦でキャリアハイの40得点をマークするなど、抜群の存在感を発揮している渡邊。
「チャンスがもらえれば、それを活かすだけの力は十分あると思うので、今日も試合に出してもらえたら自分の力を十分に出して、またアピールしていけたらな、と思っています」と自信を覗かせた。
NBA選手相手にも十二分に通用する高さと長さを持ち、ハードワークをいとわない渡邊ならば、今後自らの実力でNBA定着を勝ち取ってくれるに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【八村塁PHOTO】攻守に躍動!1年目からNBAで活躍するルーキーの厳選ショット!
Gリーグのコーチ陣、ゼネラルマネージャー(GM)たちの投票によってイースタン・カンファレンス、ウエスタン・カンファレンスからそれぞれ12名の選手たちが選ばれたが、メンフィス・ハッスルからは4名が選出されており、トップチームのグリズリーズと2WAY契約を結んでいる渡邊雄太も名を連ねた。
渡邊はGリーグ2年目の今季、20試合すべてに先発出場。平均32.5分、17.3点、5.5リバウンド、1.9アシスト、1.0スティール、1.1ブロックに加え、フィールドゴール55.6%(134/241)、3ポイント37.8%(31/82)、フリースロー84.8%(28/33)をマーク。
ハッスルの中では平均出場時間で2位、ブロックで4位、得点とリバウンドで5位の数字を残している渡邊は、チームメイトのダスティ・ハナーズ、ジョシュ・ジャクソン、ジャロッド・ユーソフとともにウエストの"オールNBA Gリーグチーム"に選ばれた。
また、グリズリーズではここ6試合のうち5試合に出場しており、7日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦では今季最長となる11分48秒に出場。速攻からオールスターのベン・シモンズをかわしてボースハンドダンクを叩き込むなど、今季最多の9得点に1アシスト、1スティール、1ブロックをあげた。
9日のウィザーズ戦では、八村塁との"日本人対決"こそ実現しなかったものの、第1クォーター終盤からコートに立ち、2試合連続で10分以上(10分8秒)の出場時間を獲得。放ったシュートは1本のみで無得点、1リバウンド、ファウル2回という成績だったものの、出場時間帯における得失点差では+7と決して悪くない数字を残した。
この日の試合前にインタビュアーから「アピールポイントとしてはディフェンスとハッスルプレーですか」と聞かれた渡邊は「そうですね。そこは絶対にやらなければいけない部分なので。特に、僕の今の状態で言うと、そこをやらないと話にならないので、そこだけはまず、徹底的にやっていけたらなと思います」と語っていたように、ピュアシューターのダービス・ベルターンスや、セカンドユニットでボールハンドラーも務めるトロイ・ブラウンJr.へしっかりとチェックに向かい、得点を許さないディフェンスが光った。
Gリーグでは1月22日のシクサーズ傘下のデラウェア・ブルーコート戦でキャリアハイの40得点をマークするなど、抜群の存在感を発揮している渡邊。
「チャンスがもらえれば、それを活かすだけの力は十分あると思うので、今日も試合に出してもらえたら自分の力を十分に出して、またアピールしていけたらな、と思っています」と自信を覗かせた。
NBA選手相手にも十二分に通用する高さと長さを持ち、ハードワークをいとわない渡邊ならば、今後自らの実力でNBA定着を勝ち取ってくれるに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【八村塁PHOTO】攻守に躍動!1年目からNBAで活躍するルーキーの厳選ショット!