昨季途中の大型トレードで、ルカ・ドンチッチはダラス・マーベリックスからロサンゼルス・レイカーズへ移籍。レブロン・ジェームズやオースティン・リーブス、八村塁といった新たなチームメイトたちとプレーし、NBAキャリア７年目を終えた。

　レイカーズは、プレーオフでミネソタ・ティンバーウルブズに１勝４敗で敗れたことでファーストラウンド敗退。４月末にシーズンを終えると、そこからドンチッチはクロアチアでコンディショニングに尽力し、肉体改造に取り組んだ。

　８月16日に行なわれたラトビア代表との強化試合で、ドンチッチは前半だけで26得点をマーク。ただ、第３クォーター中盤にチームメイトと接触して右ヒザを打撲していた。幸い、深刻なケガではなく、すぐさまチームへ再合流する見込みとスロベニアのバスケットボール連盟が発表している。

　27日からスタートする「FIBAユーロバスケット2025」に向けて、ドンチッチのヒザの状態は気になるところだが、大会欠場という最悪の事態は免れただけに、スロベニア代表のエースとして臨むことが期待されている。
  　そうしたなか、現地時間８月17日（日本時間18日）に現地メディア『BasketNews』へ公開された記事の中で、肉体改造に成功したドンチッチを、スロベニア代表のチームメイトが称賛していた。

　代表チームの常連で、元キャプテンでもあるエド・ムリッチは「彼はより速くなったし、跳ぶようになった。そして今年は、これまででベストな状態になると期待している」とコメント。

　しかも、26歳のスーパースターはプレー面以外にも成長を見せているという。

「毎年、彼は声を出すようになっているよ。それこそ、僕らが彼に求めているものなんだ。このチームのリーダーだし、彼にはコート内外で声を出していくことが必要なんだ。それだけ彼は成長しているってこと。彼についていくのはすごく嬉しいね」

　スロベニアはここまでの強化試合で４戦全敗も、リーダーのドンチッチがコート内外で影響力を増していることは朗報だろう。33歳のムリッチはさらにこう続ける。