ロサンゼルス・レイカーズのルカ・ドンチッチは、昨季のプレーオフ終了後すぐに肉体改造に着手し、見違えるほどシェイプアップした。５度のオールスター出場を誇るスーパースターは、身体の回復を助けるために、グルテンフリーや低糖質の食事を取り入れ、間欠的ファスティングも実践した。

　８月８日に行なわれたユーロバスケット2025の親善試合で、スロベニア代表として出場したドンチッチはドイツ相手に19得点、５アシストを記録。この試合を観戦したNBAスカウトの１人は『Lakers Daily』に対し、「オフシーズンに身体を変えたことで、ドンチッチはより爆発的に見える」と語った。

　スカウトは次のように続ける。

「彼は本当に良く見えるよ。彼の近くを通り過ぎた時、本人だと気づかなかったくらいだ。細くて、引き締まっていて、強そうだ。今はもっと爆発力があるし、相手をかわすのが楽そうに見える。2018年にダラスでデビューした時の姿に戻った感じだね。

　これまでオフシーズンに体重を減らしたこともあったけど、シーズン中にまた増えてしまった。でも今回は違う。チームメイトの１人が、彼が次のシーズンはリベンジツアーを計画していると教えてくれた。ダラスが世界中に彼が太っていると言明したことに、彼は怒っているんだ」
  　ドンチッチは今年２月にダラス・マーベリックスからレイカーズへトレードされたが、その理由はニコ・ハリソンGM（ゼネラルマネージャー）がエースの食事管理、体重、練習態度、コンディションに不満を持っていたからだった。

　当初はトレードに大きなショックを受けていたドンチッチだが、気持ちを切り替え、レブロン・ジェームズとの超強力タッグでレイカーズを牽引。４月の移籍後初のダラス凱旋試合では45得点の爆発を見せ、オフにはチームと３年１億6500万ドル（約242億5500万円）の延長契約を結んだ。

　昨季のレイカーズ加入後は平均28.2点、8.1リバウンド、7.5アシスト、プレーオフでも平均30.2点、7.0リバウンド、5.8アシストをあげたドンチッチ。万全ではない状態でこれだけの数字を残したことを考えれば、ベストシェイプかつ高いモチベーションで臨む今季は、さらにスタッツを伸ばしても不思議はないだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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