シャックことシャキール・オニールは現役時代に“怪物センター”として名を馳せ、18年のNBAキャリアで総額2億8600万ドルを稼いだ。しかし、NBA入り当初は今ほど年俸が高騰しておらず、若い頃は自分がそこまでの大金を稼ぐとは想像していなかったという。
シャックはルイジアナ州大から1992年のドラフト全体1位指名でオーランド・マジック入り。その後、ロサンゼルス・レイカーズ(1996~2004年)、マイアミ・ヒート(04~08年)、フェニックス・サンズ(08~09年)、クリーブランド・キャバリアーズ(09~10年)、ボストン・セルティックス(10~11年)と渡り歩いた。
圧倒的なパワーを武器に“史上最も支配的な選手”とも呼ばれ、レイカーズでの3連覇を含む優勝4回、得点王2回、オールスター出場15回、NBA50周年記念オールタイムチームとNBA75周年記念チーム選出。16年にはバスケットボール殿堂入りを果たしている。
世界最高峰のNBAで大成功を収めたシャックはポッドキャスト『Armchair Expert』に出演した際、ホストの1人である俳優のダックス・シェパードから「お金を欲しがると、それを失うのを恐れる。時々お金を気にしすぎることはあった?」と問われると、「もちろんだ」と回答した。
「一度も手に入れたことがないからこそ、欲しくなるんだ。それを手に入れれば、さらに得るためのチャンスが生まれる。高校時代の夢は、10年間で年800万ドル(現在のレートで約11億8000万円)を稼ぐことだった。俺はそれをボードに記していた。
大学時代にデリック・コールマン(90年ドラフト1位指名)が200万ドル(約3億円)で契約し、ラリー・ジョンソン(91年ドラフト1位指名)が300万ドル(約4億4000万円)で契約したんだ。エージェントを雇ったら、彼は『5000万ドルを要求するつもりだ』と言うから、俺は『なんだって?』って感じだった」
レイカーズのGM(ゼネラルマネージャー)だったジェリー・ウエストとの最初の交渉会談で、契約書に並ぶゼロの数の多さに驚かされたというシャックは、「まるで電話番号みたいだった」と例えて振り返った。
『Spotrac』によれば、シャックはルーキー契約が4年総額1740万ドル。1996年にフリーエージェントとなり、レイカーズと7年総額1億2000万ドルの巨額契約を結んだ。そして3連覇達成後の03年に3年総額8800万ドルの契約延長を締結。05年にマイアミ・ヒートと5年総額1億100万ドルで契約延長し、最終的にNBA選手として総年俸2億8600万ドルを稼いだ。
11年に引退を発表後、投資家としても成功したシャックは、5億ドルの純資産を持つと言われる。19年の『Yahoo Finance』のインタビューでは、バーの常連客から「これは100ドルだ。(それを半分に破り)50ドルは節約できる。残りの50ドルで遊べる。でも、金持ちと裕福の違いは、50ドルを半分に破り、残りの25ドルは好きなようにできるけど、残りの25ドルは貯金できるってことさ」とアドバイスを受けたことを明かしている。
今季はステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)がリーグトップの5960万ドルを受け取るなど年俸は年々高騰しているが、シャックがその突破口を切り開いたと言っても過言ではないかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
レイカーズ3連覇時は「シャックこそがファーストオプションだった」。当時を知る選手が怪物センターの突出ぶりを力説<DUNKSHOOT>
シャックがドラフト前のコミッショナーとの会話を暴露「『君は寒い場所と温かい場所、どっちでプレーしたい?』と聞いてきた」<DUNKSHOOT>
「ゲームをつまらなくしている」シャックが現代のビッグマンに物申す!「チームが勝ってないのに、なぜ最優秀守備選手なんだ?」<DUNKSHOOT>
シャックはルイジアナ州大から1992年のドラフト全体1位指名でオーランド・マジック入り。その後、ロサンゼルス・レイカーズ(1996~2004年)、マイアミ・ヒート(04~08年)、フェニックス・サンズ(08~09年)、クリーブランド・キャバリアーズ(09~10年)、ボストン・セルティックス(10~11年)と渡り歩いた。
圧倒的なパワーを武器に“史上最も支配的な選手”とも呼ばれ、レイカーズでの3連覇を含む優勝4回、得点王2回、オールスター出場15回、NBA50周年記念オールタイムチームとNBA75周年記念チーム選出。16年にはバスケットボール殿堂入りを果たしている。
世界最高峰のNBAで大成功を収めたシャックはポッドキャスト『Armchair Expert』に出演した際、ホストの1人である俳優のダックス・シェパードから「お金を欲しがると、それを失うのを恐れる。時々お金を気にしすぎることはあった?」と問われると、「もちろんだ」と回答した。
「一度も手に入れたことがないからこそ、欲しくなるんだ。それを手に入れれば、さらに得るためのチャンスが生まれる。高校時代の夢は、10年間で年800万ドル(現在のレートで約11億8000万円)を稼ぐことだった。俺はそれをボードに記していた。
大学時代にデリック・コールマン(90年ドラフト1位指名)が200万ドル(約3億円)で契約し、ラリー・ジョンソン(91年ドラフト1位指名)が300万ドル(約4億4000万円)で契約したんだ。エージェントを雇ったら、彼は『5000万ドルを要求するつもりだ』と言うから、俺は『なんだって?』って感じだった」
レイカーズのGM(ゼネラルマネージャー)だったジェリー・ウエストとの最初の交渉会談で、契約書に並ぶゼロの数の多さに驚かされたというシャックは、「まるで電話番号みたいだった」と例えて振り返った。
『Spotrac』によれば、シャックはルーキー契約が4年総額1740万ドル。1996年にフリーエージェントとなり、レイカーズと7年総額1億2000万ドルの巨額契約を結んだ。そして3連覇達成後の03年に3年総額8800万ドルの契約延長を締結。05年にマイアミ・ヒートと5年総額1億100万ドルで契約延長し、最終的にNBA選手として総年俸2億8600万ドルを稼いだ。
11年に引退を発表後、投資家としても成功したシャックは、5億ドルの純資産を持つと言われる。19年の『Yahoo Finance』のインタビューでは、バーの常連客から「これは100ドルだ。(それを半分に破り)50ドルは節約できる。残りの50ドルで遊べる。でも、金持ちと裕福の違いは、50ドルを半分に破り、残りの25ドルは好きなようにできるけど、残りの25ドルは貯金できるってことさ」とアドバイスを受けたことを明かしている。
今季はステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)がリーグトップの5960万ドルを受け取るなど年俸は年々高騰しているが、シャックがその突破口を切り開いたと言っても過言ではないかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
レイカーズ3連覇時は「シャックこそがファーストオプションだった」。当時を知る選手が怪物センターの突出ぶりを力説<DUNKSHOOT>
シャックがドラフト前のコミッショナーとの会話を暴露「『君は寒い場所と温かい場所、どっちでプレーしたい?』と聞いてきた」<DUNKSHOOT>
「ゲームをつまらなくしている」シャックが現代のビッグマンに物申す!「チームが勝ってないのに、なぜ最優秀守備選手なんだ?」<DUNKSHOOT>
関連記事
- レイカーズ3連覇時は「シャックこそがファーストオプションだった」。当時を知る選手が怪物センターの突出ぶりを力説<DUNKSHOOT>
- 「粘り強く追い上げ、守備を固めていった」シャックが“お気に入りの一戦”を語る「俺たちの時代が始まった瞬間だった」<DUNKSHOOT>
- NBA公式がまたも異例の河村勇輝特集!“ノールック背面パス”をはじめ、昨季の極上アシスト集を公開<DUNKSHOOT>
- シャックがドラフト前のコミッショナーとの会話を暴露「『君は寒い場所と温かい場所、どっちでプレーしたい?』と聞いてきた」<DUNKSHOOT>
- NBAの技を目の前で!八村塁が自身のワークアウトをフル公開、参加者たちの目を釘付けに<DUNKSHOOT>