8月27日に開幕したユーロバスケット2025の2日目、フィンランド会場で行なわれたイギリスとの対戦で、フィンランド代表のエース、ラウリー・マルッカネン(ユタ・ジャズ)が43得点をマーク。2022年の前回大会のラウンド16、対クロアチア戦でマークした代表キャリアハイに並ぶビッグゲームを披露し、自軍に勝利をもたらした。
2006年にグレート・ブリテンとして再編成された相手チームにとっては、これが再出発後のユーロバスケット(予選を含む)で100戦目となるメモリアルゲーム。これまでフィンランド相手にこれまで勝利を収めたことがなかったが、その節目にも背中を押されたかのように、前半は要所で3ポイントを決めるなど食い下がった。
しかし、ここで彼らの勢いを止めたのがマルッカネンだ。第2クォーター残り11.9秒、相手のファウルを誘うステップバックスリーを決めて4点プレーを完成。パリ五輪での日本対フランス戦を思い起こさせるようなシーンだったが、このビッグプレーで16点差にリードを広げて前半戦を終えたフィンランドは、ハーフタイム後は勝利へまっしぐらだった。
前半だけで29得点をマークしたマルッカネンは、後半もさらに14得点を追加。最後は109-79と30点差をつけてイギリスを退けた。
3戦目のモンテネグロも85-65で快勝し、これで3勝0敗となったフィンランド。この後、グループ内最強のドイツとリトアニアとの対戦が控えているが、この試合で稼いだマージンも効いて、次ラウンドに勝ち抜ける上位4位入りに大きく弾みがついた。
ガードのアンドレ・ギュスタフソンはイギリス戦後の会見で、マルッカネンがいかにチーム全体のプレーに貢献しているかを聞かれ、次のように答えている。
「彼は他の選手たちの動きをまったく妨げたりすることなく、スッと絶妙なスポットを見つけるんだ。そうして気づくと30点決めてる。無理なことも余計なこともせずに、最適なスポットを見つけ出す。そして僕たちチームは、彼がどこにいるかを常に把握している。彼は僕たちを楽にプレーさせてくれるんだ」
頼れるエースに導かれたフィンランドの、さらなる快進撃に期待したい。
文●小川由紀子
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2006年にグレート・ブリテンとして再編成された相手チームにとっては、これが再出発後のユーロバスケット(予選を含む)で100戦目となるメモリアルゲーム。これまでフィンランド相手にこれまで勝利を収めたことがなかったが、その節目にも背中を押されたかのように、前半は要所で3ポイントを決めるなど食い下がった。
しかし、ここで彼らの勢いを止めたのがマルッカネンだ。第2クォーター残り11.9秒、相手のファウルを誘うステップバックスリーを決めて4点プレーを完成。パリ五輪での日本対フランス戦を思い起こさせるようなシーンだったが、このビッグプレーで16点差にリードを広げて前半戦を終えたフィンランドは、ハーフタイム後は勝利へまっしぐらだった。
前半だけで29得点をマークしたマルッカネンは、後半もさらに14得点を追加。最後は109-79と30点差をつけてイギリスを退けた。
3戦目のモンテネグロも85-65で快勝し、これで3勝0敗となったフィンランド。この後、グループ内最強のドイツとリトアニアとの対戦が控えているが、この試合で稼いだマージンも効いて、次ラウンドに勝ち抜ける上位4位入りに大きく弾みがついた。
ガードのアンドレ・ギュスタフソンはイギリス戦後の会見で、マルッカネンがいかにチーム全体のプレーに貢献しているかを聞かれ、次のように答えている。
「彼は他の選手たちの動きをまったく妨げたりすることなく、スッと絶妙なスポットを見つけるんだ。そうして気づくと30点決めてる。無理なことも余計なこともせずに、最適なスポットを見つけ出す。そして僕たちチームは、彼がどこにいるかを常に把握している。彼は僕たちを楽にプレーさせてくれるんだ」
頼れるエースに導かれたフィンランドの、さらなる快進撃に期待したい。
文●小川由紀子
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