ラトビアの首都リガで開催中のユーロバスケット2025は準々決勝に突入。
第1戦目はトルコがポーランドを91-77で下し、自国開催の2001年大会以来となる準決勝進出を決めた。
大一番でトルコの主砲アルペレン・シェングン(ヒューストン・ロケッツ)は、19得点、12リバウンド、10アシストのトリプルダブル(TD)。今大会のTD記録者はスロベニアのルカ・ドンチッチに次いで2人目だが、1995年の公式スタッツ集計開始から見てもわずか5人目、その上23歳での達成は、大会史上最年少記録だった。
ただ、この試合のシェングンは開始から約14分間、無得点だった。といってもショットが不振だったわけではなく、リバウンドやアシスト、スティールなど、サポート役に奔走していた。
しかしひとたびスコアをこじ開けてからは快調に加点し、前半だけで10得点、6リバウンド、6アシスト、2スティールとオールラウンドに活躍。
第3クォーターの3分を残した時点で、13得点、10アシスト、9リバウンドと、TDまであと一歩に迫る。この時、シェングンはチームメイトから「あともう1リバウンド取れ!」と激励されたと試合後に明かしている。
そして最終クォーター序盤に7本目のオフェンシブ・リバウンドを記録し、見事TDを達成。さらに2本のディフェンシブ・リバウンドを奪って試合を終えた。
「僕は本当にチームメイトに恵まれているんだ。序盤は全然得点していなかったけれど、チームメイトが助けてくれた。とにかく試合に勝てたことが嬉しい。トリプルダブルはそこまで意味はないよ」
シェングンはそう謙虚にコメントしたが、エルギン・アタマンHC(ヘッドコーチ)は試合後の会見で、「今日はシェングンがトリプルダブルを決めたので、メディアのみなさんも記事にする話題が増えてさぞ喜んでいることだろう」としたり顔だった。
シェングンの19得点はチームハイだったが、トルコはシェーン・ラーキン、シェディ・オスマン、フルカン・コルクマズら、計7人が2桁得点をマーク。この試合を終えてトルコの平均90.7 点は、ドイツ(102.3)、スロベニア(92.2)に次いで大会3位につけている。
3日後に行なわれる準決勝では、準々決勝でリトアニアを87-76で下したギリシャと対決する。
アタマンHCはトルコ代表とともにギリシャのパナシナイコスで指揮を執っており、ギリシャ代表のロスターには、同クラブの選手が5人いる。
「5人の選手がいるから、ギリシャに対しては強い思いがある。準決勝で彼らと対戦するのは、私の運命かもしれない」とアタマンHC。
また、トルコにもオスマンら2人がパナシナイコスに在籍。そのため、トルコとギリシャが対戦する準決勝のロスターには、パナシナイコス選手が7人登場することになる。
2001年大会では、ヒドゥ・ターコルー擁するトルコがダーク・ノビツキーのドイツを破り、決勝に進出。そこでペジャ・ストヤコビッチ、ディアン・ボディロガらのいたユーゴスラビアに敗れ、トルコは準優勝に終わった。
24年ぶりの4強入りを果たした今大会はどんな結果になるのか。若きエース、シェングンの活躍とともに注目したい。
文●小川由紀子
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ただ、この試合のシェングンは開始から約14分間、無得点だった。といってもショットが不振だったわけではなく、リバウンドやアシスト、スティールなど、サポート役に奔走していた。
しかしひとたびスコアをこじ開けてからは快調に加点し、前半だけで10得点、6リバウンド、6アシスト、2スティールとオールラウンドに活躍。
第3クォーターの3分を残した時点で、13得点、10アシスト、9リバウンドと、TDまであと一歩に迫る。この時、シェングンはチームメイトから「あともう1リバウンド取れ!」と激励されたと試合後に明かしている。
そして最終クォーター序盤に7本目のオフェンシブ・リバウンドを記録し、見事TDを達成。さらに2本のディフェンシブ・リバウンドを奪って試合を終えた。
「僕は本当にチームメイトに恵まれているんだ。序盤は全然得点していなかったけれど、チームメイトが助けてくれた。とにかく試合に勝てたことが嬉しい。トリプルダブルはそこまで意味はないよ」
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3日後に行なわれる準決勝では、準々決勝でリトアニアを87-76で下したギリシャと対決する。
アタマンHCはトルコ代表とともにギリシャのパナシナイコスで指揮を執っており、ギリシャ代表のロスターには、同クラブの選手が5人いる。
「5人の選手がいるから、ギリシャに対しては強い思いがある。準決勝で彼らと対戦するのは、私の運命かもしれない」とアタマンHC。
また、トルコにもオスマンら2人がパナシナイコスに在籍。そのため、トルコとギリシャが対戦する準決勝のロスターには、パナシナイコス選手が7人登場することになる。
2001年大会では、ヒドゥ・ターコルー擁するトルコがダーク・ノビツキーのドイツを破り、決勝に進出。そこでペジャ・ストヤコビッチ、ディアン・ボディロガらのいたユーゴスラビアに敗れ、トルコは準優勝に終わった。
24年ぶりの4強入りを果たした今大会はどんな結果になるのか。若きエース、シェングンの活躍とともに注目したい。
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