現地時間9月13日(日本時間14日)、アスリートの知られざるストーリーに迫る、トミー・シェリダンのポッドキャスト番組『Tommy Talks』の最新エピソードが公開され、レジェンドのシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)が出演した。
216cm・147kgのシャックは、1992年から2011年までNBAでプレー。現役引退後は『TNT』でコメンテーターを務めたほか、自身のポッドキャスト番組や他メディアにも出演するなど精力的に活躍を続けている。
番組内では、全盛時のシャックと現在NBAで最高のセンターと評されるニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)がプレーオフでマッチアップしたらどうなるかという“仮想対決”の話題に。
シャックは独特の野太い声で次のように語った。
「プレーオフならたぶん40(得点)、14リバウンド、3ブロックは残せるだろう。もちろん彼は別格の選手だ。おそらく、彼を止めることはできない。相手(ナゲッツ)は間違いなくピック&ロールを仕掛けてくるからだ。俺は(スイッチで)彼から離れることになり、そこで彼へボールを渡すだろう。彼は多くのジャンパーを放つからな。
ただ彼が俺と1対1をするとしよう。最初の10ポゼッションで俺が攻めたら、彼はファウルか(仲間と)ダブルチームするしかない。そこで2、3回ファウルをすれば、間違いなくベンチへ下がることになるだろう」
211cm・129kgのヨキッチは昨季、センターの選手で史上初の平均トリプルダブル(29.6点、12.7リバウンド、10.2アシスト)を達成。直近5シーズンで3度のMVPを獲得し、ナゲッツを初優勝へ導いた2023年のプレーオフでは、20試合中10試合でトリプルダブルを記録している。
セルビア出身の30歳は、ポストでしなやかなムーブと巧みなフットワーク、フェイクを織り交ぜて加点するほか、打点の高いジャンパーや昨季41.7%と高確率で決めた3ポイント、さらにはワンレッグフェイダウェイジャンパーも放つことができる。
対するシャックは、レイカーズ時代の2000年から3連覇を達成。ゴール下で無類の強さを誇り、2000年のファイナルでは平均38.0点、16.7リバウンド、2.3アシスト、2.67ブロック、2002年のシリーズでも同36.3点、12.3リバウンド、3.8アシスト、2.75ブロックと驚異的なスタッツを残している。
高さとパワーでは全盛期のシャック、シュート力やパサーとしての能力ではヨキッチに軍配が上がる。どちらのチームが勝利するかは別に、両者がマッチアップしたらどうなるのか。シャックはこう口にしていた。
「彼はおそらく平均27~30(得点)を残すだろう。優れたシューターで、(相手のピック&ロールによって)俺は彼から離れることになるからな。彼がポストプレーヤーなら、俺は彼につくことだけにフォーカスできるから、大量得点はできないだろう。
ドワイト・ハワード相手のポストプレーを見て、彼には問題があると俺は見ていた。でも彼ら(ナゲッツ)はピック&ロールをたくさん仕掛けて、俺をガードへのヘルプへ仕向けるはずだ。そして彼へボールを戻してショットを打たせる。だが彼が俺をガードしていたらどうなるかって?平均40点は取れるさ。楽勝でな」
NBA史上屈指の支配力を誇ったシャックと、得点・リバウンド・プレーメーキングの3拍子揃った万能ビッグマンのヨキッチ。彼らが全盛期にコートで激突していたら、見応えあるマッチアップとなったに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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番組内では、全盛時のシャックと現在NBAで最高のセンターと評されるニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)がプレーオフでマッチアップしたらどうなるかという“仮想対決”の話題に。
シャックは独特の野太い声で次のように語った。
「プレーオフならたぶん40(得点)、14リバウンド、3ブロックは残せるだろう。もちろん彼は別格の選手だ。おそらく、彼を止めることはできない。相手(ナゲッツ)は間違いなくピック&ロールを仕掛けてくるからだ。俺は(スイッチで)彼から離れることになり、そこで彼へボールを渡すだろう。彼は多くのジャンパーを放つからな。
ただ彼が俺と1対1をするとしよう。最初の10ポゼッションで俺が攻めたら、彼はファウルか(仲間と)ダブルチームするしかない。そこで2、3回ファウルをすれば、間違いなくベンチへ下がることになるだろう」
211cm・129kgのヨキッチは昨季、センターの選手で史上初の平均トリプルダブル(29.6点、12.7リバウンド、10.2アシスト)を達成。直近5シーズンで3度のMVPを獲得し、ナゲッツを初優勝へ導いた2023年のプレーオフでは、20試合中10試合でトリプルダブルを記録している。
セルビア出身の30歳は、ポストでしなやかなムーブと巧みなフットワーク、フェイクを織り交ぜて加点するほか、打点の高いジャンパーや昨季41.7%と高確率で決めた3ポイント、さらにはワンレッグフェイダウェイジャンパーも放つことができる。
対するシャックは、レイカーズ時代の2000年から3連覇を達成。ゴール下で無類の強さを誇り、2000年のファイナルでは平均38.0点、16.7リバウンド、2.3アシスト、2.67ブロック、2002年のシリーズでも同36.3点、12.3リバウンド、3.8アシスト、2.75ブロックと驚異的なスタッツを残している。
高さとパワーでは全盛期のシャック、シュート力やパサーとしての能力ではヨキッチに軍配が上がる。どちらのチームが勝利するかは別に、両者がマッチアップしたらどうなるのか。シャックはこう口にしていた。
「彼はおそらく平均27~30(得点)を残すだろう。優れたシューターで、(相手のピック&ロールによって)俺は彼から離れることになるからな。彼がポストプレーヤーなら、俺は彼につくことだけにフォーカスできるから、大量得点はできないだろう。
ドワイト・ハワード相手のポストプレーを見て、彼には問題があると俺は見ていた。でも彼ら(ナゲッツ)はピック&ロールをたくさん仕掛けて、俺をガードへのヘルプへ仕向けるはずだ。そして彼へボールを戻してショットを打たせる。だが彼が俺をガードしていたらどうなるかって?平均40点は取れるさ。楽勝でな」
NBA史上屈指の支配力を誇ったシャックと、得点・リバウンド・プレーメーキングの3拍子揃った万能ビッグマンのヨキッチ。彼らが全盛期にコートで激突していたら、見応えあるマッチアップとなったに違いない。
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