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エイトンはレイカーズの救世主になれるか?元指揮官は期待を込めつつ「最後のチャンスになるかもしれない」と発破<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.09.19

懐疑的な声も多いなか、エイトンは元ドラ1の意地を見せられるか。(C)Getty Images

懐疑的な声も多いなか、エイトンは元ドラ1の意地を見せられるか。(C)Getty Images

 NBA8年目を迎えるディアンドレ・エイトンは、今夏にロサンゼルス・レイカーズと2年1660万ドル(約24億円)の契約を結んだ。チームの課題であるセンターポジションの補強となったが、フランチャイズOBは“最後のチャンス”の可能性を指摘して発破をかけている。

 213cm・114kgのエイトンは2018年のドラフト1位指名選手で、これまでフェニックス・サンズで5年間、ポートランド・トレイルブレイザーズで2年間プレー。キャリア7年間で通算398試合に出場して平均16.4点、10.5リバウンド、0.95ブロックの成績を残しており、レブロン・ジェームズとルカ・ドンチッチを擁するレイカーズの弱点であるインサイドの問題を解消できる存在として期待されている。

 1990年代にサクラメント・キングスなどで活躍した元選手のオルデン・ポリニスは、レイカーズOBでヘッドコーチも務めたバイロン・スコットのポッドキャスト『Byron Scott's Fast Break』に出演した際、エイトンについて言及した。

「レイカーズには必要な補強だった。チーム全体のディフェンスを安定させるビッグマンがね。(エイトンは)レブロンやルカの守備の弱点を補ってくれると思う。彼は間違いなく広範囲をカバーできる」

 レイカーズは昨季、ジャクソン・ヘイズが35試合で先発センターを務めたが、同試合のスタッツは平均7.9点、5.8リバウンド、0.94ブロックと平凡な数字にとどまった。ポリニスは「ヘイズをベンチから起用しろ。彼が本来いるべき場所だ。彼は控え選手であって、先発ではない。ベンチからエネルギーを注ぎ込め」と指摘した。
 
 2014~16年に指揮官としてレイカーズを率いたスコットは、「エイトンには新たな息吹が与えられた」と述べつつ、これがキャリアを立て直す最後の機会になり得ると語る。

「レブロンやルカ、オースティン・リーブス、その他レイカーズのメンバーと一緒に戦うことで、新たな息吹が吹き込まれる。ただし、しっかり理解しないといけない。これが最後のチャンスになるかもしれないからね。しかしレイカーズにとっては大きな補強だ。彼はフランチャイズを立て直せる。そうしてくれることを願っている」

 エイトンはサンズ時代の2019年に薬物規定に違反したことが判明し、リーグから25試合の出場停止処分が下された過去を持つ。ブレイザーズでも、練習への遅刻やリハビリの無断欠席など、素行不良が問題視されていた。

 それだけに、ポリニスは「ポートランドでは、バカな行動をしても誰もそれを耳にすることはない。でも、ここ(ロサンゼルス)では隠せない。彼がまだリーグにいたことを忘れていたよ(笑)」と、NBA屈指の注目チームでプレーする今季の重要性を指摘していた。

構成●ダンクシュート編集部

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