9月14日、ユーロバスケット2025は決勝戦に先駆け、銅メダルをかけた3位決定戦が開催された。
対戦カードは準決勝でドイツに敗れたフィンランドと、同じくトルコに完敗したギリシャ。両者は過去にユーロバスケットで4度対決し、そのうちフィンランドが3回勝利している。
そのうちのひとつが2013年大会で、当時のチームには現在HC(ヘッドコーチ)を務めるヴァシリス・スパノーリス、キャプテンのコスタス・パパニコラウ、司令塔のコスタス・スローカスらが出場。
一方のフィンランドには、今大会でセンセーショナルな国際トーナメントデビューを果たした18歳のミカ・ムリネンの父、キミ・ムリネンがいた。父キミはチーム2位の15得点をあげ、フィンランドが86-77の勝利に貢献している。
そんな、世代を感じさせるサイドストーリーもあったこの一戦。
巷では、優勝を逃した時点で、ヤニス・アテトクンボ(ミルウォーキー・バックス)の出場はないのでは? といった声も聞かれたが、準決勝後の会見でスパノーリスHCは、「最高のチームで臨む。次の一戦は、我々の国にとってとてつもなく重要な試合なのだから」と明言。
その言葉通り、ヤニスはスターティングラインナップに名を連ね、開始直後から2本のブロックをお見舞いするなど、エネルギーにあふれたパフォーマンスを披露した。 外のシュートが好調だったギリシャは着実に得点を重ね、第2クォーター序盤に2桁リードを奪う。しかし、ムリネンが豪快なダンクを含む5得点で勢いをもたらすと、フィンランドが7-0のランで、たちまち1点差まで追い上げた。
その後もフィンランドは必死に食い下がり続けたが、最終クォーターに入ってもギリシャは3ポイントを高確率でヒット。残り5分を切った時点で、この日最大の17点差をつけた。
それでも不屈のフィンランドは、相手のテクニカルファウルも味方につけ、残り1分で4点差に。さらに残り5秒、87-90と3点を追う場面、シューターのエリアス・バルトネンが、フリースロー3本をゲットした。
オーバータイム突入も予想されたが、バルトネンは最後の1本を痛恨のミス。直後にヤニスがフリースロー2本を決め切り、ギリシャが92-89で辛勝した。
30得点、17リバウンドに6アシストと八面六臂の活躍を見せたヤニスは、試合後の会見に登壇。今大会で初めてメディアの前で口を開いた“グリーク・フリーク”は、嬉しさを隠しきれない様子だった。
対戦カードは準決勝でドイツに敗れたフィンランドと、同じくトルコに完敗したギリシャ。両者は過去にユーロバスケットで4度対決し、そのうちフィンランドが3回勝利している。
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一方のフィンランドには、今大会でセンセーショナルな国際トーナメントデビューを果たした18歳のミカ・ムリネンの父、キミ・ムリネンがいた。父キミはチーム2位の15得点をあげ、フィンランドが86-77の勝利に貢献している。
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巷では、優勝を逃した時点で、ヤニス・アテトクンボ(ミルウォーキー・バックス)の出場はないのでは? といった声も聞かれたが、準決勝後の会見でスパノーリスHCは、「最高のチームで臨む。次の一戦は、我々の国にとってとてつもなく重要な試合なのだから」と明言。
その言葉通り、ヤニスはスターティングラインナップに名を連ね、開始直後から2本のブロックをお見舞いするなど、エネルギーにあふれたパフォーマンスを披露した。 外のシュートが好調だったギリシャは着実に得点を重ね、第2クォーター序盤に2桁リードを奪う。しかし、ムリネンが豪快なダンクを含む5得点で勢いをもたらすと、フィンランドが7-0のランで、たちまち1点差まで追い上げた。
その後もフィンランドは必死に食い下がり続けたが、最終クォーターに入ってもギリシャは3ポイントを高確率でヒット。残り5分を切った時点で、この日最大の17点差をつけた。
それでも不屈のフィンランドは、相手のテクニカルファウルも味方につけ、残り1分で4点差に。さらに残り5秒、87-90と3点を追う場面、シューターのエリアス・バルトネンが、フリースロー3本をゲットした。
オーバータイム突入も予想されたが、バルトネンは最後の1本を痛恨のミス。直後にヤニスがフリースロー2本を決め切り、ギリシャが92-89で辛勝した。
30得点、17リバウンドに6アシストと八面六臂の活躍を見せたヤニスは、試合後の会見に登壇。今大会で初めてメディアの前で口を開いた“グリーク・フリーク”は、嬉しさを隠しきれない様子だった。
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