現地時間10月1日、ゴールデンステイト・ウォリアーズは、完全FA(フリーエージェント)のアル・ホーフォードと契約を結んだことを正式に発表した。
6月に39歳となった大ベテランは、新天地でステフィン・カリー、ジミー・バトラー三世、ドレイモンド・グリーンらと先発ラインナップを形成する見込み。スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は2日の練習後、次のように期待を寄せている。
「スペースを広げてくれる5番(センター)を加えたことは非常に大きい。それもただの"スペース5"じゃない。アル・ホーフォードなんだ。彼はリバウンドを奪い、ディフェンスもこなし、スマートな選手で有能なパサーでもある。今日彼のことを見ただけで、我々のチームにフィットするとわかるはずだ」
指揮官の賛辞は続く。
「彼はフロアのスペースを広げて、ドレイモンドと一緒にプレーできる。トレイス(ジャクソン・デイビス)とも共存できるから、2人のビッグマンを並べることが可能になる。
それに5番単独でもプレーできる。それによって、我々は5アウトの布陣を送り込むこともできる。アルの持つ万能性は、チームのどんなラインナップにもフィットする、とても貴重な存在だ」
そのホーフォードは、ベストな状態で開幕を迎えるべく、オフの期間もトレーニングを欠かさずにコンディションをキープしてきた。
2022年のファイナルも含めて、これまで何度も対戦してきたカリーとチームメイトになったことについては「一緒にフロアに立つのが楽しみだ。もうこれで彼のことを追いかけ回したり、コンテスト(シュートチェック)しなくて済むからね。僕らはいま同じチームにいる。スペシャルなことだ」と語る。
一方、カリーの弟のセスも今季から加入したことで、初練習から困惑したという。
「スティーブ・カーが『カリーへパスをしろ』と叫んできた。けど僕にはどっちのカリーかわからなかった。セス・カリーへパスしたら、彼がスリーを落としたんだ」
兄のカリーは、レギュラーシーズンとプレーオフの通算3ポイント成功数でNBA歴代1位に立つ言わずと知れた名シューター。対する弟のセスも、昨季はリーグ1位の成功率(45.6%)を記録し、キャリア通算成功率(43.3%)も歴代7位につける。
ホーフォード自身もセンターとしてはプレーオフ歴代最多の198本の3ポイントを決めてきただけに、この3人の共演も楽しみだ。
なお、今季のウォリアーズは39歳のホーフォード、37歳のカリー、36歳のバトラー三世、35歳のグリーンと大ベテランたちが主軸を務めるため、加齢による不安があるのは事実。それでも、ホーフォードはこう持論を展開していた。
「それはわかっているよ。本当のことだけど、僕らはものすごく堅実なチームでもある。僕ら4人だけじゃない。このグループは選手層が厚く、若い選手もたくさんいる。自分たちのやり方で進めていくさ。確かに、健康体でプレーすることは重要な要素になる。チーム全体で向上していくことにフォーカスしていく」
ウォリアーズは、5日(日本時間6日)からプレシーズンゲーム5試合をこなし、21日(同22日)のロサンゼルス・レイカーズ戦でシーズン開幕を迎える。2022年以来、球団史上8度目の優勝を目指す戦いが始まる。
文●秋山裕之(フリーライター)
「すごく辛かった」計7年間を過ごしたセルティックスからウォリアーズ入りしたホーフォードが移籍の経緯を語る<DUNKSHOOT>
6月に39歳となった大ベテランは、新天地でステフィン・カリー、ジミー・バトラー三世、ドレイモンド・グリーンらと先発ラインナップを形成する見込み。スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は2日の練習後、次のように期待を寄せている。
「スペースを広げてくれる5番(センター)を加えたことは非常に大きい。それもただの"スペース5"じゃない。アル・ホーフォードなんだ。彼はリバウンドを奪い、ディフェンスもこなし、スマートな選手で有能なパサーでもある。今日彼のことを見ただけで、我々のチームにフィットするとわかるはずだ」
指揮官の賛辞は続く。
「彼はフロアのスペースを広げて、ドレイモンドと一緒にプレーできる。トレイス(ジャクソン・デイビス)とも共存できるから、2人のビッグマンを並べることが可能になる。
それに5番単独でもプレーできる。それによって、我々は5アウトの布陣を送り込むこともできる。アルの持つ万能性は、チームのどんなラインナップにもフィットする、とても貴重な存在だ」
そのホーフォードは、ベストな状態で開幕を迎えるべく、オフの期間もトレーニングを欠かさずにコンディションをキープしてきた。
2022年のファイナルも含めて、これまで何度も対戦してきたカリーとチームメイトになったことについては「一緒にフロアに立つのが楽しみだ。もうこれで彼のことを追いかけ回したり、コンテスト(シュートチェック)しなくて済むからね。僕らはいま同じチームにいる。スペシャルなことだ」と語る。
一方、カリーの弟のセスも今季から加入したことで、初練習から困惑したという。
「スティーブ・カーが『カリーへパスをしろ』と叫んできた。けど僕にはどっちのカリーかわからなかった。セス・カリーへパスしたら、彼がスリーを落としたんだ」
兄のカリーは、レギュラーシーズンとプレーオフの通算3ポイント成功数でNBA歴代1位に立つ言わずと知れた名シューター。対する弟のセスも、昨季はリーグ1位の成功率(45.6%)を記録し、キャリア通算成功率(43.3%)も歴代7位につける。
ホーフォード自身もセンターとしてはプレーオフ歴代最多の198本の3ポイントを決めてきただけに、この3人の共演も楽しみだ。
なお、今季のウォリアーズは39歳のホーフォード、37歳のカリー、36歳のバトラー三世、35歳のグリーンと大ベテランたちが主軸を務めるため、加齢による不安があるのは事実。それでも、ホーフォードはこう持論を展開していた。
「それはわかっているよ。本当のことだけど、僕らはものすごく堅実なチームでもある。僕ら4人だけじゃない。このグループは選手層が厚く、若い選手もたくさんいる。自分たちのやり方で進めていくさ。確かに、健康体でプレーすることは重要な要素になる。チーム全体で向上していくことにフォーカスしていく」
ウォリアーズは、5日(日本時間6日)からプレシーズンゲーム5試合をこなし、21日(同22日)のロサンゼルス・レイカーズ戦でシーズン開幕を迎える。2022年以来、球団史上8度目の優勝を目指す戦いが始まる。
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