現在、２シーズン連続でプレーオフ出場を逃がしているアトランタ・ホークスは、昨季イースタン・カンファレンス８位の40勝42敗（勝率48.8％）を記録。プレーイン・トーナメントで２連敗を喫して力尽きたが、大舞台復帰まであと１勝に迫っていた。

　すると今オフ、チームはロスターを強化。トレードとFA（フリーエージェント）戦線でクリント・カペラ（現ヒューストン・ロケッツ）やキャリス・ルバート（現デトロイト・ピストンズ）らが退団するも、代わりにルーク・ケナードにニキール・アレキサンダー・ウォーカー、クリスタプス・ポルジンギスを獲得した。

　今季の予想スターターは、昨季から残るトレイ・ヤング、ダイソン・ダニエルズ、ジェイレン・ジョンソン、オニエカ・オコングに、218cm・109kgのポルジンギスを加えた布陣。ベンチにはケナード、アレキサンダー・ウォーカー、ザカリー・リザシェイらが控えていて、イースト上位を狙える布陣を擁している。
  　現地時間９月29日に開催されたメディアデーで、ヤングは「俺はチームのことにフォーカスしている。今この瞬間に集中しているんだ。シーズンを迎えるにあたって、これまでにないくらい最高のチームができている。だから、すごく楽しみなんだ」と期待に胸を躍らせている。

　ポルジンギスの得点力とリムプロテクション、アレキサンダー・ウォーカーのディフェンス力、そしてケナードのシュート力とプレーメーキング能力は、今季のチームにとって強みとなる。

　今季のホークスは、10月６日からプレシーズンゲーム計４試合をこなし、22日のトロント・ラプターズ戦でレギュラーシーズンが幕を開ける。ヤングを中心としたチームに、新加入選手たちがどこまで溶け込めるか必見だ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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