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NBA

「いつの日か本契約を手にすること」を目標に、NBA2年目を迎えた河村勇輝。「今はただ目の前のことに集中して、チームに貢献したい」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.10.10

ブルズの一員としてプレシーズン初戦に出場。チーム最多タイの5アシストと上々のデビューを飾った。(C)Getty Images

ブルズの一員としてプレシーズン初戦に出場。チーム最多タイの5アシストと上々のデビューを飾った。(C)Getty Images

 現地時間10月7日(日本時間8日)、シカゴ・ブルズが敵地ロケット・アリーナへ乗り込み、クリーブランド・キャバリアーズとのプレシーズンゲーム初戦に臨んだ。

 試合は同点7度、リードチェンジ6度を数え、最後まで勝敗の行方がわからない展開の末、アウェーのブルズが118-117で勝利を飾った。

 ブルズは得点源のコビー・ホワイトが欠場するも、バックコートにジョシュ・ギディーとケビン・ハーター、フロントコートにはアイザック・オコロ、マタス・ブゼリス、ニコラ・ヴュチェビッチが並び、概ねレギュラーシーズンと同様の先発陣を形成。

 2年目のブゼリスがゲームハイの19得点に8リバウンドをあげると、控えのザック・コリンズが16得点、アヨ・ドスンムが12得点と計7選手が2桁得点を残した。

 そしてサマーリーグで脚光を浴び、2WAY契約を結んだ河村勇輝もプレシーズン初出場。第3クォーター残り2分22秒にドスンムと代わってコートインすると、コリンズのダンクをお膳立てし、最終クォーターにもアシストを連発した。

 24歳の日本代表ガードは、14分22秒の出場で3ポイント1本成功の3得点に3リバウンド、ギディーと並ぶチーム最多タイの5アシストで勝利に貢献した。
 
 4ファウルに3ターンオーバーとサイズ面で苦戦したシーンもあったが、NBA公式がXに投稿したハイライトは表示回数で32万回(日本時間10日16時時点)を突破。

 プレシーズンゲームは82試合が組まれるレギュラーシーズン(公式戦)とは異なるものの、デビュー前の若手やNBAの当落線上にいる選手たちが競い合うサマーリーグとは違って、現役選手がプレーするだけに試合の強度はおのずと上がる。

 そのなかで現役最小身長(173cm)の日本人ガードがアシストを連発したことで、SNS上でも話題に。「アシストモード発動だ! カワムラは一晩中アシストを出し続けていた」、「あのアシストは超スムースだった! あの男のコートビジョンはヤバすぎるな」、「カワムラが6フィート3インチ(191cm)だったら、NBAで先発PGになれるだろう」、「ユウキにもっと出場時間を与えることを願っている」といったファンのコメントであふれた。

 河村は9日のキャブズ戦でも終盤7分間の出場で3得点、5リバウンド、3アシストを記録。ブルズのプレシーズンゲームは残り3試合で、22日(日本時間23日)のデトロイト・ピストンズ戦でシーズンが開幕する。
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