専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

常識を覆すヨキッチのパス能力。サボニス、グリーンら他の現役も上位に【ポジション別アシストランキング | PF・C編】<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.10.15

グリーン(左上)、サボニス(左下)らパスが得意なビッグマンの中でも、ヨキッチ(右)は図抜けた存在だ。(C)Getty Images

グリーン(左上)、サボニス(左下)らパスが得意なビッグマンの中でも、ヨキッチ(右)は図抜けた存在だ。(C)Getty Images

 NBAの新シーズン開幕まで約1週間。激闘の幕が上がれば、怒涛の勢いで連日試合が繰り広げられていく。

 そこで『THE DIGEST』では、開幕までに今季注目の記録を項目別に紹介していく。第1弾のポジション別得点ランキングに続き、今回はポジション別のキャリア通算/平均アシスト記録。PF(パワーフォワード)&C(センター)編をお届けしよう。

※ポジションは、選手のキャリアにおける主要ポジションで振り分け。記録はすべてレギュラーシーズンのもの

■PF通算アシストTOP10
※カッコ内はリーグ全体の順位。*付きは現役

1位(56):ケビン・ガーネット/5445本
2位(63):カール・マローン/5248本
3位(74):ドレイモンド・グリーン*/4948本
4位(106):ヤニス・アデトクンボ*/4288本
5位(110):ティム・ダンカン/4225本
6位(111):チャールズ・バークレー/4215本
7位(133):パウ・ガソル/3925本
8位(157):ボリス・ディーオウ/3684本
9位(160):ダーク・ノビツキー/3651本
10位(170):ラマー・オドム/3554本

■PF平均アシストTOP5
※カッコ内はリーグ全体の順位。*付きは現役

1位(83):ドレイモンド・グリーン*/5.6本
2位(126):ヤニス・アデトクンボ*/5.0本
3位(199):クリス・ウェバー/4.2本
4位(224):ブレイク・グリフィン/4.0本
5位(236):チャールズ・バークレー/3.9本

■C通算アシストTOP10
※カッコ内はリーグ全体の順位。*付きは現役

1位(50):カリーム・アブドゥル・ジャバー/5660本
2位(59):ニコラ・ヨキッチ*/5383本
3位(86):ウィルト・チェンバレン/4643本
4位(121):ビル・ラッセル/4100本
5位(126):アルバン・アダムズ/4012本
6位(144):ウェス・アンセルド/3822本
7位(152):サム・レイシー/3754本
8位(162):アル・ホーフォード*/3629本
9位(175):ブラデ・ディバッツ/3541本
10位(182): ジャック・シクマ/3488本

■C平均アシストTOP5
※カッコ内はリーグ全体の順位。*付きは現役

1位(28):ニコラ・ヨキッチ*/7.2本
2位(133):ドマンタス・サボニス*/4.9本
3位(176):ウィルト・チェンバレン/4.4本
4位(196):ビル・ラッセル/4.3本
5位(215):アルバン・アダムズ/4.1本
 
 最もゴールに近いエリアでプレーするPFやCは、オフェンスにおいてフィニッシャー役を務めることが一昔前の常識だった。しかし近年はプレーの幅の広がりとともに、攻撃の起点となるビッグマンも増えている。

 その代表格が、3度のMVP受賞を誇るヨキッチだ。

 類い稀なバスケットボールIQから常に先のプレーを予測し、211cmの体躯から変幻自在のパスを繰り出す史上最高峰の“ポイントセンター”は、NBA3年目の2017-18シーズンから毎年平均6アシスト以上を記録。自身の得点力に磨きもかけつつ、昨季は自己ベストの平均10.2アシストを叩き出した。

 センターの選手によるシーズン平均2桁アシストはNBA史上初。直近3シーズンを通じて平均9.6本のハイアベレージを残しており、キャリア平均でもすでに同ポジションではダントツだ。歴代全選手で見ても、ガード以外ではレブロン・ジェームズ(平均7.4本)と並ぶ最上位に位置している。

 そのほかの現役では、センターの平均部門で2位にランクするサボニス、PFの平均部門でトップ2のグリーン、アデトクンボが筆頭だ。

 サボニスはヨキッチの陰に隠れがちだが、2シーズン前には平均8.2アシストをマークした実力派。同じく万能ビッグマンとして鳴らした父アルビダスを継承したスタイルで、リーグ史に名を刻んでいる。

 グリーンはゴールデンステイト・ウォリアーズのパッシングゲームの中核を担う存在。2020-21シーズンには平均7.0点に対して8.9アシストを残すなど、自身のスコアは二の次にステフィン・カリーらシューター陣の得点を演出してきた。

 アデトクンボはパサーのイメージは薄いが、オフェンスにおいてはどんな役割もこなす万能PFの最高峰。直近2年は平均30点超えに加えて、自己ベストの6.5アシストをマークしている。

 ヨキッチは今季中、グリーンとアデトクンボも近いうちに、通算本数でそれぞれのポジションにおけるトップ浮上が濃厚。稀代の大型パサーたちの、新シーズンの活躍に注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

“ガード以外”でのNo.1パサーはレブロン!レジェンドに迫り得る現役選手は?【ポジション別アシストランキング | SF編】<DUNKSHOOT>

“コンボガードの最高峰”ハーデンがトップ。上位に入った現役・レジェンドは?【ポジション別アシストランキング | SG編】<DUNKSHOOT>

ストックトン&マジックの2大司令塔がトップに君臨。現役選手の順位は?【ポジション別アシストランキング | PG編】<DUNKSHOOT>

ストックトン、レブロン、ヨキッチなど多士済々! NBA歴代“ベストパサーチーム”を選定<DUNKSHOOT>
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    10月10日(金)発売

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    10月16日(木)発売

    定価:980円 (税込)
  • smash

    10月21日(火)発売

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    10月16日(木)発売

    定価:1650円 (税込)
  • slugger

    9月24日(水)発売

    定価:1100円 (税込)