昨季NBAを制したオクラホマシティ・サンダーは、プレシーズン3試合を終えて1勝2敗。10月9日(日本時間10日)、に行なわれたホームのシャーロット・ホーネッツ戦では、エースのシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)が16得点、5アシストを記録し、チームを122-116の勝利へ導いた。
連覇を狙う今季のサンダーだが、開幕前からアクシデントが続いている。ルーキーのトーマス・ソーバーが9月の練習中に右ヒザ前十字靭帯を断裂し、今季全休が決定。さらに10月7日には、昨季をケガで全休したニコラ・トピッチが睾丸の手術を受け、再びチームを離れることになったと『ESPN』が報じた。
それでも、主力陣は健在だ。SGAを筆頭に、ジェイレン・ウィリアムズ、チェット・ホルムグレン、ルージェンツ・ドート、アイザイア・ハーテンスタイン、ケイソン・ウォーレス、アレックス・カルーソらが残留。若く勢いのあるロスターに、王者としての経験が加わり、むしろ戦力は充実したと言っていい。
そんななか、13日に米メディア『GQ Sports』でSGAのインタビューが公開された。昨季、レギュラーシーズンMVP、カンファレンス・ファイナルMVP、ファイナルMVPをすべて手にした27歳のスーパースターは、さらなる高みを見据えている。
「これは正しい方向への一歩だ。僕が研究し、尊敬してきた偉大な選手たちは、何度も成功を掴んできた。でも、彼らは口を揃えて『そこからが本当の勝負だ』と言う。だから僕も、まだやるべきことがたくさんある」
昨季のSGAは平均32.7点でキャリア初の得点王に輝いたほか、5.0リバウンド、6.4アシスト、1.72スティール、1.01ブロックをマーク。フィールドゴール成功率51.9%、3ポイント成功率37.5%、フリースロー成功率89.8%とシュート精度も高水準で、勝負どころでも幾度となくチームを救った。
オクラホマシティ移転後初優勝を果たしたサンダーは、主要メンバーの多くが20代。もし今季も頂点に立てば、2017、18年のゴールデンステイト・ウォリアーズ以来となる連覇となる。
SGAは続ける。
「僕は一度勝つためにバスケットをしているわけじゃない。自分のベストバージョンを追い求め、できるだけ多く勝ちたい。幸い、僕にはそのチャンスと、それを支えてくれる仲間がいる。ひとつの目標は達成したけど、僕はまだ“最終形の自分”を追い続けている」
ペイントエリアでの多彩なフィニッシュ、芸術的なミッドレンジ、そして3ポイント、すでにオールラウンドな得点力を誇るSGAだが、彼の視線はさらに上を向いている。
「まだ到達できる新しいレベルがあると思ってる。オフのたびに成長しているけど、NBAは常にその進化に対応してくる。だから僕はまた新しいことを学ぶ。その繰り返しだ。
キャリアを重ねるほど、メンタルの比重が大きくなる。
今はコートのどこからでも、好きなタイミングでシュートを打てる。あとはその“タイミング”を極め、ピークを維持すること。いつそれを使い、どう活かすかが次の課題だ」
サンダーは残り2試合のプレシーズンを経て、21日のヒューストン・ロケッツとの開幕戦でチャンピオンリングを授与される。“挑戦者”たちが牙を剥く新シーズン、SGAはそのチャレンジを恐れるどころか、楽しみにしているようだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
“おしゃれ番長”SGAは後輩のファッションも世話?「開幕前、ガレージセールみたいな感じで、彼らが服を買いに来る」<DUNKSHOOT>
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それでも、主力陣は健在だ。SGAを筆頭に、ジェイレン・ウィリアムズ、チェット・ホルムグレン、ルージェンツ・ドート、アイザイア・ハーテンスタイン、ケイソン・ウォーレス、アレックス・カルーソらが残留。若く勢いのあるロスターに、王者としての経験が加わり、むしろ戦力は充実したと言っていい。
そんななか、13日に米メディア『GQ Sports』でSGAのインタビューが公開された。昨季、レギュラーシーズンMVP、カンファレンス・ファイナルMVP、ファイナルMVPをすべて手にした27歳のスーパースターは、さらなる高みを見据えている。
「これは正しい方向への一歩だ。僕が研究し、尊敬してきた偉大な選手たちは、何度も成功を掴んできた。でも、彼らは口を揃えて『そこからが本当の勝負だ』と言う。だから僕も、まだやるべきことがたくさんある」
昨季のSGAは平均32.7点でキャリア初の得点王に輝いたほか、5.0リバウンド、6.4アシスト、1.72スティール、1.01ブロックをマーク。フィールドゴール成功率51.9%、3ポイント成功率37.5%、フリースロー成功率89.8%とシュート精度も高水準で、勝負どころでも幾度となくチームを救った。
オクラホマシティ移転後初優勝を果たしたサンダーは、主要メンバーの多くが20代。もし今季も頂点に立てば、2017、18年のゴールデンステイト・ウォリアーズ以来となる連覇となる。
SGAは続ける。
「僕は一度勝つためにバスケットをしているわけじゃない。自分のベストバージョンを追い求め、できるだけ多く勝ちたい。幸い、僕にはそのチャンスと、それを支えてくれる仲間がいる。ひとつの目標は達成したけど、僕はまだ“最終形の自分”を追い続けている」
ペイントエリアでの多彩なフィニッシュ、芸術的なミッドレンジ、そして3ポイント、すでにオールラウンドな得点力を誇るSGAだが、彼の視線はさらに上を向いている。
「まだ到達できる新しいレベルがあると思ってる。オフのたびに成長しているけど、NBAは常にその進化に対応してくる。だから僕はまた新しいことを学ぶ。その繰り返しだ。
キャリアを重ねるほど、メンタルの比重が大きくなる。
今はコートのどこからでも、好きなタイミングでシュートを打てる。あとはその“タイミング”を極め、ピークを維持すること。いつそれを使い、どう活かすかが次の課題だ」
サンダーは残り2試合のプレシーズンを経て、21日のヒューストン・ロケッツとの開幕戦でチャンピオンリングを授与される。“挑戦者”たちが牙を剥く新シーズン、SGAはそのチャレンジを恐れるどころか、楽しみにしているようだ。
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