NBA新時代の怪物が、シーズン初戦からその才能を遺憾なく発揮した。
現地時間10月22日、NBAは開幕2日目を迎え、24チームが初戦に臨んだ。12カードの中でも特に注目された一戦、サンアントニオ・スパーズ対ダラス・マーベリックス戦で異彩を放ったのが、スパーズのヴィクター・ウェンバンヤマだ。
現役最長身224cm(開幕前に221cmから226cmへ修正後に再修正)の超大型オールラウンダーは、自身3年目のシーズン初戦で40得点、15リバウンド、3ブロックの大暴れ。チームを125-92の大勝発進に導いた。
昨季は右肩の深部静脈血栓症により2月のオールスター以降を全休。自身にとっては復帰戦でもあったが、不安を吹き飛ばす堂々のパフォーマンスを披露した。
第2クォーターに決めた強烈なリバースダンクをはじめ、計7発のダンクを叩き込んだかと思えば、戦況に応じて中間距離のジャンパーも的確にヒット。後半にはファウルを受けながら3ポイントも沈め、フィールドゴール成功率71.4%(15/21)、3ポイント成功率50.0%(1/2)、フリースロー成功率81.8%(9/11)と圧巻の数字を叩き出した。
40得点は、1977年のジョージ・ガービン(39得点)を上回るスパーズの開幕戦における球団新記録。さらにターンオーバーはゼロで、NBAが同記録を計測し始めた1977-78シーズン以降では初の「40-15-3-FG70%-0TO」を達成した選手となった。
出場29分41秒と30分にも満たないプレータイムでの鮮烈なパフォーマンスに、チームメイト、敵将、現地メディアから絶賛の声が相次いだ。
2024年のウェンバンヤマに続き、スパーズで昨季新人王に輝いたステフォン・キャッスルは、「彼がリーグでベストプレーヤーだと思う」と語ると、マブズのジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)は「彼は誰かをマークしながらも(別の選手の)ジャンプショットをブロックできる。オフェンスでもスキルセットが確立され、攻守両面で脅威となっている。別格だ」と舌を巻いた。
また、この日は今年のドラフト全体1位指名選手、クーパー・フラッグの記念すべきデビュー戦。18歳のスター候補生は10得点、10リバウンドをマークしたが、主役の座を完全に奪ったことで、『NBA.com』は「ヴィクター・ウェンバンヤマがクーパー・フラッグのデビューを台無しにした」と題して記事を掲載。
ほかにも、「恐怖のウェンビーが解き放たれた」(NBA Africa)、「エイリアンが進化している」(Sports Center)、「リーグが危機的状況に陥る」(NBA Central)など、各SNSメディアもセンセーショナルな見出しで歴史的活躍を伝えた。
フランス出身の21歳は、どんな3年目を送るのか。目が離せないシーズンになりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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昨季は右肩の深部静脈血栓症により2月のオールスター以降を全休。自身にとっては復帰戦でもあったが、不安を吹き飛ばす堂々のパフォーマンスを披露した。
第2クォーターに決めた強烈なリバースダンクをはじめ、計7発のダンクを叩き込んだかと思えば、戦況に応じて中間距離のジャンパーも的確にヒット。後半にはファウルを受けながら3ポイントも沈め、フィールドゴール成功率71.4%(15/21)、3ポイント成功率50.0%(1/2)、フリースロー成功率81.8%(9/11)と圧巻の数字を叩き出した。
40得点は、1977年のジョージ・ガービン(39得点)を上回るスパーズの開幕戦における球団新記録。さらにターンオーバーはゼロで、NBAが同記録を計測し始めた1977-78シーズン以降では初の「40-15-3-FG70%-0TO」を達成した選手となった。
出場29分41秒と30分にも満たないプレータイムでの鮮烈なパフォーマンスに、チームメイト、敵将、現地メディアから絶賛の声が相次いだ。
2024年のウェンバンヤマに続き、スパーズで昨季新人王に輝いたステフォン・キャッスルは、「彼がリーグでベストプレーヤーだと思う」と語ると、マブズのジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)は「彼は誰かをマークしながらも(別の選手の)ジャンプショットをブロックできる。オフェンスでもスキルセットが確立され、攻守両面で脅威となっている。別格だ」と舌を巻いた。
また、この日は今年のドラフト全体1位指名選手、クーパー・フラッグの記念すべきデビュー戦。18歳のスター候補生は10得点、10リバウンドをマークしたが、主役の座を完全に奪ったことで、『NBA.com』は「ヴィクター・ウェンバンヤマがクーパー・フラッグのデビューを台無しにした」と題して記事を掲載。
ほかにも、「恐怖のウェンビーが解き放たれた」(NBA Africa)、「エイリアンが進化している」(Sports Center)、「リーグが危機的状況に陥る」(NBA Central)など、各SNSメディアもセンセーショナルな見出しで歴史的活躍を伝えた。
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