NBAのレジェンド、マイケル・ジョーダンがコートを去ってから早22年。引退後はオーナー職を務めていたが現在は離れ、ファンが本人の言葉を聞く機会はほとんどなくなった。だが、“神様”は直近のインタビューで、かつて己のすべてを注いだバスケットボールへの変わらぬ愛情を語っている。
1984年のドラフト全体3位指名でノースカロライナ大からシカゴ・ブルズへ入団したジョーダンは、ブルズで1991~93年、96~98年と2度のリーグ3連覇を果たし、王朝を築き上げた。2001年には2度目の現役復帰(1度目は95年3月)を決断し、ワシントン・ウィザーズで2シーズンを過ごしたのち、現役生活にピリオドを打った。
キャリア平均30.1点は歴代トップ。得点王10回、リーグ優勝6回、ファイナルMVP6回、シーズンMVP5回、オールNBA1stチーム選出10回、オールディフェンシブ1stチーム選出9回、NBA50周年記念チームと75周年記念チーム選出など、功績を挙げればキリがない。
現在62歳となったレジェンドは、今季のNBA開幕戦が行なわれた現地時間10月21日、ヒューストン・ロケッツ対オクラホマシティ・サンダーのハーフタイム中に公開された『NBC』のマイク・ティリコとのインタビューで、自身の現状について語った。
「キャリアの絶頂期には、家族のために使える時間がどれだけ少ないか、決して気づかないものだ。今は家族と過ごす時間がある。私にとって最も貴重な資産は時間だ。だから君が私をあまり見かけないのも、おそらくそういう理由だろう」
さらに、「まだバスケットボールをやっているか?」との質問には「もう何年もボールを持っていない」と回答。最後にボールを持ったのは久々にフリースローを打った時だと明かし、「この数年で一番緊張した」としつつ、シュートが決まったかに関しては「もちろん」と笑顔を覗かせた。
2023年8月に共同オーナーを務めていたシャーロット・ホーネッツの株式の大半を売却して以降はバスケットボール界を離れ、レーシングなどに熱を注いでいるジョーダン。それでも、バスケットボールへの愛情は失っていないようだ。
「正直、魔法の薬を飲んで、ショーツを履いてコートに立ち、今のバスケットボールをプレーしてみたい。それが私という男だからね。この競争心こそが私の生きる糧であり、それが恋しいよ。
バスケットボールをするあの感覚が懐かしい。人々が偉大だと認めるバスケットボールに挑み続けるあの感覚がね。でも、アキレス腱を断裂してしばらく車椅子生活を送るよりは、こうして君と話している方がずっとマシだ(笑)」
ジョークを交えて語ったジョーダンは、「バスケットボール選手としてできることは、バスケットボールへの成功と献身のメッセージを伝えることだと思う」と、OBとして現役の世代に“恩返し”をしたいと明かしていた。
構成●ダンクシュート編集部
1984年のドラフト全体3位指名でノースカロライナ大からシカゴ・ブルズへ入団したジョーダンは、ブルズで1991~93年、96~98年と2度のリーグ3連覇を果たし、王朝を築き上げた。2001年には2度目の現役復帰(1度目は95年3月)を決断し、ワシントン・ウィザーズで2シーズンを過ごしたのち、現役生活にピリオドを打った。
キャリア平均30.1点は歴代トップ。得点王10回、リーグ優勝6回、ファイナルMVP6回、シーズンMVP5回、オールNBA1stチーム選出10回、オールディフェンシブ1stチーム選出9回、NBA50周年記念チームと75周年記念チーム選出など、功績を挙げればキリがない。
現在62歳となったレジェンドは、今季のNBA開幕戦が行なわれた現地時間10月21日、ヒューストン・ロケッツ対オクラホマシティ・サンダーのハーフタイム中に公開された『NBC』のマイク・ティリコとのインタビューで、自身の現状について語った。
「キャリアの絶頂期には、家族のために使える時間がどれだけ少ないか、決して気づかないものだ。今は家族と過ごす時間がある。私にとって最も貴重な資産は時間だ。だから君が私をあまり見かけないのも、おそらくそういう理由だろう」
さらに、「まだバスケットボールをやっているか?」との質問には「もう何年もボールを持っていない」と回答。最後にボールを持ったのは久々にフリースローを打った時だと明かし、「この数年で一番緊張した」としつつ、シュートが決まったかに関しては「もちろん」と笑顔を覗かせた。
2023年8月に共同オーナーを務めていたシャーロット・ホーネッツの株式の大半を売却して以降はバスケットボール界を離れ、レーシングなどに熱を注いでいるジョーダン。それでも、バスケットボールへの愛情は失っていないようだ。
「正直、魔法の薬を飲んで、ショーツを履いてコートに立ち、今のバスケットボールをプレーしてみたい。それが私という男だからね。この競争心こそが私の生きる糧であり、それが恋しいよ。
バスケットボールをするあの感覚が懐かしい。人々が偉大だと認めるバスケットボールに挑み続けるあの感覚がね。でも、アキレス腱を断裂してしばらく車椅子生活を送るよりは、こうして君と話している方がずっとマシだ(笑)」
ジョークを交えて語ったジョーダンは、「バスケットボール選手としてできることは、バスケットボールへの成功と献身のメッセージを伝えることだと思う」と、OBとして現役の世代に“恩返し”をしたいと明かしていた。
構成●ダンクシュート編集部
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