マイケル・ジョーダンとレブロン・ジェームズは、誰もが認める“史上最高の選手（GOAT）”の筆頭候補だ。コビー・ブライアント（元ロサンゼルス・レイカーズ）を含めて誰をトップに据えるかは人それぞれだが、レブロンと共闘した経験を持つ殿堂入り選手のドゥエイン・ウェイドは、GOAT論争において新たな答えを見つけたという。

　1984年のドラフト３位指名でシカゴ・ブルズに入団したジョーダンは、1991～93年、最初の現役引退を経て1996～98年に２度の３連覇を達成。スコッティ・ピッペンとの強力デュオ、そしてデニス・ロッドマンを加えた三銃士でリーグを席巻した。

　その後、2001～03年にはワシントン・ウィザーズで２度目の現役復帰を果たし、NBA歴代５位の通算３万2292得点をマークしている。

　一方、2003年のドラフト１位指名でNBA入りしたレブロンは、これまでクリーブランド・キャバリアーズ、マイアミ・ヒート、レイカーズの３チームに在籍。今季でリーグ史上最長となるキャリア23年目を迎え、通算出場試合数は歴代２位の1565試合、同１位の４万2237得点をはじめ、同４位の１万1610アシスト、同25位の１万1746リバウンド、リーグ優勝とシーズンMVP各４回、五輪金メダル３回など、実績は圧巻の一言だ。
  　そのなかで、2010～14年にヒートでレブロンと共闘し、2012、13年とリーグ２連覇を果たした2003年ドラフト組のウェイドは、自身のYouTubeチャンネルで“レブロンvsジョーダン”のテーマに言及。

「私はレブロンと一緒にプレーし、ジョーダンはお気に入りの選手。何度もこのGOAT議論の質問を受けてきた」と前置きした上で、自身の見解を述べた。

「私はベストのバスケットボール選手２人を目撃した証人だ。みんなが知っていることだが、マイケル・ジョーダンは私にとってバスケットボール界のGOATだ。個人的に、彼がGOATであるべき理由はたくさんある。でも、この質問をされた時、新しい答え方があるんだ。

　私はこう答えるつもりだ。『マイケル・ジョーダンは、私がこれまで（テレビや試合で）観てきた中で最も偉大な選手だ。レブロン・ジェームズは、私がこれまで目にしてきた中で最も偉大な選手だ」