NBA

八村塁、オールスターブレイク明けの初戦で17得点、7リバウンドを記録も、ウィザーズはキャブズに逆転負け

秋山裕之

2020.02.22

八村は球宴明け最初の試合で17得点、7リバウンド、3アシスト、2スティールをあげたが、チームは痛い逆転負けを喫した。(C)Getty Images

 2月21日(日本時間22日、日付は以下同)、オールスターブレイク明けの初戦を迎えたワシントン・ウィザーズは、ホームのキャピタル・ワン・アリーナでクリーブランド・キャバリアーズを迎えた。

 先発パワーフォワードとしてコートに立った八村塁は、チームが攻めあぐねる中でターンアラウンドジャンパーを成功。マッチアップ相手のケビン・ラブにすぐさま3ポイントでお返しされるも、順調に点を重ねていく。

 スピードを生かしたドライブでレイアップを決めると、残り約9分にはイアン・マヒンミのレイアップミスを拾ってプットバック。さらにはゴール正面から迷わず3ポイントを繰り出し、こちらも成功。

 第1クォーター中盤にリング下でショットミスが続くシーンもあったが、ディフェンシブ・リバウンドから自らボールを持ち込み、トロイ・ブラウンJr.のレイアップをアシストするなど随所に好プレーを披露した。

 第2クォーター、八村は残り5分48秒にコートインし、ラリー・ナンスJr.やラブとマッチアップ。その2分半後にはファーストブレイクで先陣を切ってラブを相手にリング下で加点する。

 その後、得点のペースは下がったが、ディフェンスで数字に残らない部分で貢献。長い腕を広げてパスコースを塞いだり、リング下ではボールを入れさせないディフェンスを見せ、キャブズの得点オプションを減らす働きを見せた。
 
 前半残り1分26秒、ラブが巧みな動きで八村のファウルを誘い、フリースローを決められるも、前半終盤ではキャブズのオフェンスに対して好ディフェンスを見せ、ラブのミスを誘発。

 前半を終えて、ウィザーズが66-61で5点をリード。八村は14分39秒プレーして11得点、3リバウンド、2アシスト。フィールドゴール71.4%(5/7)、3ポイント100.0%(1/1)を記録した。

 後半、ウィザーズが突き離そうとするが、キャブズも粘りを見せる。八村はラブを相手にリング下でショットミスをするも、オフェンシブ・リバウンドをもぎ取り、巧みなフェイクでブロックをかわして加点。

 その後、右45度付近から3ポイントを2本連続でミスしたが、残り約8分に八村はイアン・マヒンミのダンクをアシスト。すると今度はブラッドリー・ビールがアンドレ・ドラモンド越しに強烈なモンスターダンクをさく裂して会場内にどよめきが起こる。さらにビールはイシュ・スミスのアシストから空中へ舞い上がり、ボースハンドダンクをお見舞い。

 残り約5分にはスミスの素早いボールプッシュから八村がボースハンドダンクを叩き込み、その後もリング下までドライブで持ち込み、ラブのファウルを誘発。フリースローを2本とも確実に決め、残り3分16秒でベンチへ下がった。
 

RECOMMENDオススメ情報