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NBA

34番はビッグマンの出世番号?オラジュワンから現役のアデトクンボまで受け継がれる伝統を紐解く【NBA背番号外伝】

出野哲也

2020.02.24

オラジュワン(上段左)やシャック(上段右)を筆頭に、1990~2000年代は多くの名選手が34番を着用した。(C)Getty Images

オラジュワン(上段左)やシャック(上段右)を筆頭に、1990~2000年代は多くの名選手が34番を着用した。(C)Getty Images

 NBAでは6球団で背番号34が永久欠番となっているが、そのなかで最も偉大な選手は、やはりアキーム・オラジュワンだろう。ナイジェリアからアメリカに渡り、ヒューストン大に入学した時から34番。1984年のドラフト1位でヒューストン・ロケッツに入団後も34番を背負い、94年にシーズン&ファイナルMVPの2冠に輝くと、95年にはチームを連覇に導いた。

 ヒューストンでは、MLBアストロズのノーラン・ライアンとNFLオイラーズ(現テネシー・タイタンズ)のアール・キャンベルの34番も永久欠番となっているが、アストロズは2017年まで世界一になったことがなく(しかもサイン盗み疑惑で黒歴史と化しつつある)、オイラーズも本拠地を移転。その意味でも、ヒューストンに最初のタイトルをもたらしたオラジュワンは別格の存在なのだ。
 
 また、アフリカ人選手への影響力も大きい。98年にドラフト1位でロサンゼルス・クリッパーズに入団したマイケル・オロウォカンディ(ナイジェリア)や、ハシーム・サビート(タンザニア)らアフリカ出身ビッグマンの多くが、オラジュワンと同じ34番をつけていた。現役最高の34番、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)もギリシャ国籍だがルーツはナイジェリアにある。

 オラジュワンと同期で、フィラデルフィア・76ersに入団したチャールズ・バークレーも背番号34の代表格だ。フェニックス・サンズに移籍した93年には、同番号で最初のMVP受賞者となった。ただし、キャリアを通じて34番ではなく、マジック・ジョンソンが引退した92年に彼の功績を讃える意味で1シーズンだけ32番を着用。96年にはオラジュワンとチームメイトになったため、同年のアトランタ五輪でつけた4番を選択した。それでもシクサーズとサンズ、さらにオーバーン大でも34番は永久欠番となっている。

 シャキール・オニールは大学時代33番、オーランド・マジック時代は32番だったが、ロサンゼルス・レイカーズではどちらも欠番だったため34番に変更した。退団後はマイアミ・ヒートをはじめ4球団に在籍しながら、1度も34番を選ばなかった。もっとも、最後に在籍したボストン・セルティックスではポール・ピアースがいたため、つけようがなかった。
 
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ピアース、アレン、そしてアデトクンボへと受け継がれる

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