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NBA

ウィザーズが激戦を制して球宴明け初勝利!17得点の八村塁は終盤に好守でも貢献

秋山裕之

2020.02.27

ウィザーズはネッツを下して球宴明け初勝利。八村はチーム2位の17得点をあげた。(C)REUTERS/AFLO

ウィザーズはネッツを下して球宴明け初勝利。八村はチーム2位の17得点をあげた。(C)REUTERS/AFLO

 2月26日(日本時間27日、日付は以下同)。オールスター後、3連敗中のワシントン・ウィザーズは、ホームのキャピタル・ワン・アリーナでブルックリン・ネッツ戦に臨んだ。

 試合前の時点で20勝36敗、イースタン・カンファレンス9位のウィザーズは、今後プレーオフ進出に向けて1つでも多く勝ち星を積み重ねたい状況。28日から始まるウエスタン・カンファレンスのアウェー4連戦を前に、7位のネッツ(26勝30敗)と直接対決する“マスト・ウィン・ゲーム”となった。

 今月1日の対戦では故障で欠場したためキャリア初のネッツ戦となった八村塁は、試合序盤、日々練習で取り組んできた長距離砲を炸裂させる。開始40秒にお気に入りスポットの左45度から3ポイントを沈めると、その直後には左コーナーからも成功させ、ゲーム最初の6得点をマーク。

 守備ではドライブを多用するネッツに対して、ペイントエリアに侵入されたら早めにカバーへ入り、スペンサー・ウィンウィディーやキャリス・ルバートにパスを選択させる。ネッツのアウトサイドシュートがゴールに嫌われたこともあり、ウィザーズは第1クォーターから2桁のリードを奪っていく。
 
 八村はマッチアップ相手のトーリアン・プリンスにショットを決められる場面もいくつかあったが、自らもペイントエリアでフックショット、リング下でファウルをもらってフリースローを獲得するなどして応戦。第2クォーター残り1分22秒には相手ディフェンスの隙を突いてファストブレイクからレイアップ、前半終盤にはプリンスを抜いてリング下でバスケットカウントを獲得し、フリースローも着実に沈めて3ポイントプレーを成功させた。

 前半はホームのウィザーズが60-47で13点のリード。八村は14分19秒プレーしてチームトップの15得点に加えて4リバウンド。フィールドゴール55.6%(5/9)、3ポイント100.0%(2/2)、フリースロー60.0%(3/5)の活躍を見せた。

 ところが、後半に入ってネッツはケニー・アトキンソンHC(ヘッドコーチ)の下、ウィザーズに奇策を講じていく。昨季のNBAファイナルでトロント・ラプターズがステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)へ仕掛けたような“ボックス&ワン”をブラッドリー・ビールに敷き、第4クォーター途中にはビールとダービス・ベルターンスだけをフェイスガードで守る“トライアングル・ツー”を持ち込みウィザーズを困惑させる。
 
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