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ウィザーズが3試合ぶりの勝利!八村塁は3得点に終わるも、終盤に試合を決定づけるビッグプレーに成功!

秋山裕之

2020.03.07

得点はフリースローのみの3得点に終わった八村だが、終盤に値千金のオフェンシブ・リバウンドを奪い勝利に貢献した。(C)Getty Images

 3月6日(日本時間7日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズは、ホームのキャピタル・ワン・アリーナでアトランタ・ホークスとの一戦に臨んだ。

 ホークスはこの日、今季平均29.6点(リーグ3位)、9.3アシスト(リーグ2位)をマークしているエースのトレイ・ヤングが体調不良のため欠場。代わりにベテランのジェフ・ティーグが先発ポイントガードに名を連ねた。

 ウィザーズは開始からエースのブラッドリー・ビールが3本連続で3ポイントを放り込むなど好発進。一方のホークスはベンチスタートのキャム・レディッシュが点を重ねていく。

 ジョン・コリンズとマッチアップした八村塁は、序盤にティーグのパスから強烈なダンクを浴びたが、第1クォーター中盤にはレディッシュのアタックを食い止め、ターンオーバーを誘発する好ディフェンスを見せる。

 会場には、先日引退を表明した元ウィザーズのマーチン・ゴータットが姿を現す中、残り3分55秒に現役最年長(43歳)のヴィンス・カーターが登場すると敵地ながら拍手が鳴り響く。残り約1分に、そのカーターが3ポイントを決めると大歓声が沸き起こった。
 
 ウエスタン・カンファレンスの遠征の影響からか、ウィザーズはヤング不在のホークスに球際の争いで劣勢となり、1点ビハインドで最初の12分間を終える。

 それでも、第2クォーターに入るとウィザーズは徐々にペースをつかみ逆転に成功。だが八村は連戦の疲れが取れていないのか、コリンズに背後からブロックを浴び、約5分にはスティールに失敗してディアンドレ・ハンターの3ポイントを許すなど積極性が裏目に。

 前半はビールが20得点を奪う活躍で、ウィザーズが64-57と7点をリード。スターター入りしたジェローム・ロビンソンが10得点、3スティール、ベンチスタートのトロイ・ブラウンJr.が11得点を記録するも、八村は14分41秒プレーして無得点。得失点差は+4も、フィールドゴール0.0%(0/1)に終わった。

 第3クォーター。ウィザーズはビールの3ポイントを中心に得点を重ねてリードを18点に広げるも、八村は流れに乗っていけずに苦戦。最初のポゼッションではリング下でファウルをもらい、フリースローを2本のうち1本沈めたが、その後はリング下、プルアップジャンパーを立て続けにミスし、コリンズに再びブロックされてしまう。