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NBA

「まだまだ伸びしろがある」7年ぶりにトロントへ帰還したレナードがラプターズに寄せた期待<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2026.10.06

2019年以来のラプターズ復帰を果たしたレナードは「必要なことは何でもしたい」と語った。(C)Getty Images

2019年以来のラプターズ復帰を果たしたレナードは「必要なことは何でもしたい」と語った。(C)Getty Images

 昨季のトロント・ラプターズは、イースタン・カンファレンス5位の46勝36敗(勝率56.1%)を残し、4シーズンぶりのプレーオフ出場を飾った。1回戦で第4シードのクリーブランド・キャバリアーズに3勝4敗で惜敗したものの、未来に希望を抱かせる結果となった。

 ロスターにはスコッティ・バーンズを筆頭に伸び盛りの若手が多く、現在の体制を維持していくものと思われた。しかしフロントは今夏、2019年にラプターズに球団初優勝をもたらしたカワイ・レナードをロサンゼルス・クリッパーズからトレードで呼び戻した。

 この取引でチームはブランドン・イングラムとグレイディ・ディックを放出。さらにFA(フリーエージェント)戦線でサンドロ・マムケラシュビリがロサンゼルス・レイカーズへ移籍したが、スーパースターのレナード獲得でイースト上位を狙える布陣が完成した。

 今季のラプターズはバックコートにイマニュエル・クイックリーとRJ・バレット、フロントコートにはスコッティ・バーンズ、レナード、ヤコブ・パートルを先発で起用する見込み。ベンチにはジャマール・シェッドやジャコビー・ウォルター、コリン・マレー・ボイルズ、カイル・アンダーソン、トレイス・ジャクソン・デイビスらが控えている。

 先月、チーム公式サイトが公開したトレードの舞台裏『Open Gym』で、レナードは7年ぶりに復帰した古巣について次のように語っていた。
 
「何かを奪うためにここへ来たんじゃない。チームのビジョンやスコッティをサポートしたいし、ただ勝ちたいんだ。もしここがスコッティのチームだと言うなら、それは彼のチームだ。みんなが勝てるように、必要なことは何でもしたいと思っている」

 レナードにとって、ラプターズは2018-19シーズンに所属した古巣。同年にラプターズは球団初優勝を勝ち獲り、自身がファイナルMVPを受賞したが、シーズン終了後にクリッパーズへ移籍していた。

 当時の優勝メンバーで現在もチームに残っているのは、復帰のレナードを除くと皆無。フレッド・ヴァンブリート(現ヒューストン・ロケッツ)やパスカル・シアカム(現インディアナ・ペイサーズ)は現役を続けているが、マルク・ガソルやカイル・ラウリーなど多くの選手はすでに引退している。

 7年の時を経て帰ってきたレナードは、今度はバーンズを中心とする新生ラプターズをどこまで押し上げられるか。自身が再び栄冠をもたらすことができれば、“トロントの英雄”、そして“優勝請負人”として、再びその名を刻むことになる。

文●秋山裕之(フリーライター)

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