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NBA

「彼らのゲームに対するリスペクトは天賦の才能」ジョーダン&レブロンと共闘したラリー・ヒューズが体感した“神”と“キング”の凄さとは?

ダンクシュート編集部

2020.04.04

ヒューズはジョーダンがキャリア最終年となった2002-03シーズンにウィザーズに加入し、1年間一緒にプレーした。(C)Getty Images

ヒューズはジョーダンがキャリア最終年となった2002-03シーズンにウィザーズに加入し、1年間一緒にプレーした。(C)Getty Images

 NBAの歴史において“神様”マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)は唯一無二の存在として称えられ、“キング”ことレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)は後継者の代表格として長年リーグを牽引してきた。

 どちらが史上最高の選手か――。これまで多くの現役選手やOB、アナリストたちがこのテーマに持論を展開。そして今回、ジョーダン&レブロンと一緒にプレーした経験を持つラリー・ヒューズが『HOOPSHYPE』のインタビューで自身の見解を語っている。

 1998年のドラフト1巡目8位指名でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに入団したヒューズは、名スコアラーのアレン・アイバーソンと共闘。その後、ゴールデンステイト・ウォリアーズを経て、2002年にワシントン・ウィザーズと契約を結び、現役ラストイヤーとなったジョーダンとバックコートコンビを組んだ。さらに、2005年から2年半所属したクリーブランド・キャバリアーズでもレブロンとプレーしている。

 ジョーダンとレブロンの両者と共闘した選手はヒューズ、ジェリー・スタックハウス、ブレンダン・ヘイウッドの3人のみ。スタックハウスは2010年にマイアミ・ヒートに所属した約1か月、ヘイウッドも晩年の2014-15シーズンにキャバリアーズでレブロンとプレーしているが、より長い期間、なおかつ主力としてプレーしたのはヒューズしかいない。
 
 ヒューズがウィザーズに加入した2002-03シーズン、ジョーダンは39歳で平均20.0点、6.1リバウンド、3.8アシストを記録(同シーズン限りで引退)。全盛期からの衰えを加味する必要はあるが、それでもヒューズは彼が“神様”と呼ばれる所以を感じていたようだ。

「彼はシカゴ・ブルズのMJではなかった。でも、それはすべての偉大な選手たちが直面することだ。練習やシューティングゲームで彼を見て、目と手の反射的な協調関係やフィットネスレベル、コート上の48分間では見られない舞台裏を目の当たりにしてきた。MJは引退するまで素晴らしい選手だったと思う」

 一方で、共闘当時はまだ若手だったレブロンについては、吸収力の高さを特長に挙げている。

「彼は聞く耳を持っていて、アイデアを自分のゲームに組み込む準備ができていた。周囲の誰もが成功を収められる方法でチームをサポートできると感じていた。それが彼の最初のゴールだったと思う。ポストアップや3ポイントは、キャリア初期に自分のプレーをどう磨いていくか考えて取り組んだ結果さ」

 ジョーダンとレブロンに感じた“共通点”と“違い”はどこにあるのか。ヒューズは“天賦の才能”という言葉を用いながら具体的なエピソードを明かした。
 

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