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NBA

八村が“ゲーマー”のブッカー相手に奮戦も2Kトーナメント準々決勝で敗退…11日の準決勝に駒を進めたのは?

秋山裕之

2020.04.10

前半は互角の勝負を演じた八村だったが、後半はブッカーに差を広げられ敗戦。準決勝、決勝は現地11日に行なわれる。(C)Getty Images

前半は互角の勝負を演じた八村だったが、後半はブッカーに差を広げられ敗戦。準決勝、決勝は現地11日に行なわれる。(C)Getty Images

 4月9日(日本時間10日、日付は以下同)。現役NBA選手16人が人気ビデオゲーム「NBA 2K20」を操って競い合う『NBA 2K Players Tournament』の準々決勝4試合が行なわれた。

 ファーストラウンドで第4シードのドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ)を74-71で下した第13シードの八村塁(ワシントン・ウィザーズ)は、第5シードのデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)と激突した。

 前回ロサンゼルス・レイカーズを操った八村はこの日、ロサンゼルス・クリッパーズをチョイスし、ブッカーはダラス・マーベリックスを選択してゲーム開始。八村のクリッパーズは第2クォーター途中まで試合を優位に進めていたものの、ブッカーのマブズが徐々に勢いを増し、第3クォーター途中からリードを広げる展開に。

 ブッカーは昨季新人王のルカ・ドンチッチを巧みに操作し、絶妙な間合いから中央突破してフィニッシュ、あるいはディフェンスとのズレを作ってクリスタプス・ポルジンギスやセス・カリーへ効果的なパスを繰り出してアウトサイドシュートを演出。リング下には224cmのボバン・マリヤノビッチを配置し、高さで劣るクリッパーズからリバウンドをもぎ取ってイージーショットを決めるなど、最終的に71-55と八村のクリッパーズに大差をつけ、準決勝へと駒を進めた。
 
 八村は準々決勝で姿を消したものの、ゲーム好きとして知られるブッカーを相手に前半は好勝負を演じた。新型コロナウイルスの影響によりNBAのシーズンが中断しているなか、今話題のeスポーツにおいても、ウィザーズを代表して堂々たるプレーを見せた。

 なお、そのほかの準々決勝3試合の結果は以下の通り(カッコ内はシード順)。
モントレズ・ハレル(8)   ○71-66●デリック・ジョーンズJr.(16)
ディアンドレ・エイトン(10) ○73-66●トレイ・ヤング(2)
パトリック・ベバリー(14)  ○69-62●アンドレ・ドラモンド(6)

 準決勝と決勝は11日に開催予定。優勝者には、新型コロナウイルス対策の支援金10万ドルの寄付先を決定する権利が与えられる。

文●秋山裕之(フリーライター)

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