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NBA

乱世の80~90年代に存在感を放った “用心棒”。チャールズ・オークリーがNBAに残したもの【NBA名脇役列伝・前編】

出野哲也

2020.04.14

激しい肉弾戦が繰り広げられた当時のNBAでも一際存在感を放ったオークリー。乱闘も朝飯前のスタイルでファンから人気を集めた。(C)Getty Images

激しい肉弾戦が繰り広げられた当時のNBAでも一際存在感を放ったオークリー。乱闘も朝飯前のスタイルでファンから人気を集めた。(C)Getty Images

 1980年代のNBAでは、今よりもはるかに激しい肉弾戦が展開されていた。そんな時代にとりわけ際立っていたのが、チャールズ・オークリーだ。シカゴ・ブルズのマイケル・ジョーダンやニューヨーク・ニックスのパトリック・ユーイングなど、スター選手の文字通り“用心棒”として活躍したビッグマンは、現在ではすっかり減少した、「オールドタイプのPF」の典型であった。

   ◆   ◆   ◆

 近年のNBAで最も変化の大きかったポジションは、パワーフォワード(以下PF)だろう。ダーク・ノビツキー(ダラス・マーベリックス)やケビン・ラブ(クリーブランド・キャバリアーズ)、ラマーカス・オルドリッジ(サンアントニオ・スパーズ)など、2000年代以降に活躍し始めたPFと言えば、シュートが上手く、マークマンをペリメーターまで引き寄せるタイプ(ストレッチ・フォー)が主流となっている。そしてその一方で、かつての主流であった、リバウンドと守備に専念する“ゴール下の番人”タイプは、徐々に居場所を失いつつある。
 
 チャールズ・オークリーは、そんなオールドタイプのPFの典型だった。実際にはアウトサイドシュートも得意で、決してペイント一辺倒ではなかったが、当時も今もオークリーのイメージは「マイケル・ジョーダンやパトリック・ユーイングらスター選手の用心棒として、敵に睨みを利かせる強面のPF」なのである。

 オハイオ州クリーブランドで生まれたオークリーは、7歳の時に父親が亡くなったため、母の実家があるアラバマへ移り住む。そこでは毎朝5時半に起き、農作業に黙々と取り組む祖父の姿を見て、地道に働くことの大切さを学んだという。

 幼い頃は同年代の子どもよりも身体が小さかったが、高校に進む頃には190cm近くまで身長が伸びていた。さらに友人を背中に乗せての腕立て伏せ、肩に乗せてのスクワットに励み、プロレスラー並みの筋肉も身に付けた。

 クリーブランドのジョン・ヘイ高校ではフットボールのディフェンシブ・エンドとして、のちにNFLのシンシナティ・ベンガルズでプレーするティム・マギーとともに活躍。もちろんバスケットボールでも注目されてはいたが、クリーブランドでは後年、ブルズでチームメイトとなるブラッド・セラーズの方が評価は高かった。
 
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無名大学を無敵の存在にし、NBAから熱視線を浴びる

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