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NBA

ブルズの“ラストダンス“を追ったドキュメンタリーが驚異のヒット!スティーブ・カーが当時を振り返って漏らした本音は…

秋山裕之

2020.04.21

カーは97年のファイナル第6戦、ジョーダンのパスから決勝シュートを決め、チームの連覇に大きく貢献した。(C)Getty Images

カーは97年のファイナル第6戦、ジョーダンのパスから決勝シュートを決め、チームの連覇に大きく貢献した。(C)Getty Images

 4月19日(日本時間20日)からスタートした1997-98シーズンのシカゴ・ブルズを追跡したドキュメンタリー“ザ・ラストダンス”は、エピソード1と2が『ESPN』と『ESPN 2』で放映されて合計1220万人が視聴。『ESPN』が放送したドキュメンタリー史上最高の数値を叩き出した。

 さらにTwitterによると、この“ザ・ラストダンス”はトレンド1位となったばかりか、一時は上位30のうち25項目がこのドキュメンタリーに関連したものが入るという、驚異的なインパクトを放っていた。

 同作はマイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペン、デニス・ロッドマンというビッグ3に加え、トニー・クーコッチ、ロン・ハーパー、ルーク・ロングリーといった主軸たちがフィル・ジャクソン・ヘッドコーチ(HC)の下、苦しみながらも2度目の3連覇を達成した1997-98シーズンに密着したドキュメンタリー。

 当時の選手たちは全員が現役を引退しており、ジョーダンはシャーロット・ホーネッツのオーナー、ピッペンは『ESPN』の“The Jump”でアナリスト兼コメンテーターを務めるなど、それぞれが別々の人生を歩んでいるが、ジョーダンと並んで出世頭となった男がいる。
 
 それが、正確なショットを決め、粘り強いディフェンスでも貢献したスティーブ・カーだ。ブルズでプレーした5シーズンでフィールドゴール50.7%、3ポイント47.9%という高確率で決め続けたピュアシューターは、97年の3ポイントコンテストで優勝。同年のNBAファイナル(対ユタ・ジャズ)の第6戦終盤では、ジョーダンのパスからシリーズに決着をつけるジャンパーを沈めている。

 98-99シーズンからサンアントニオ・スパーズへ移籍したカーは、スパーズの初優勝メンバーとなり、現役最終年となった2002-03シーズンでもプレーオフで短時間ながらも窮地を救うスマートなプレーで優勝に貢献。現役時代に5度の優勝を経験し、通算3ポイント成功率(45.4%)は歴代1位となっている。

 引退後は、フェニックス・サンズでゼネラルマネージャー(GM)を3年間務め、『TNT』でキャスターも務めてきた。そして2014年夏にゴールデンステイト・ウォリアーズのHCに就任し、昨季まで5シーズン連続でファイナルまで勝ち上がり、3度の優勝へと導いている。
 

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