FIBAワールドカップ1次ラウンドは全敗に終わり、17~32位決定戦に進むこととなった日本代表。八村塁の残り試合欠場が発表されたことで、今後はより厳しい戦いを強いられそうだ。順位決定戦の第1戦でぶつかるニュージーランドを相手に、エースを失った日本はいったいどのように戦うべきなのか。
今夏、日本代表は強化試合としてニュージーランドと2試合を戦っている。勝敗は1戦目が99-89、翌戦は87-104と五分。ただ、その2戦で平均27.0点を叩き出していた八村が抜けたことで、戦況は日本不利と見る向きが多い。自身で得点を奪うだけでなく、マークを引きつけチームメイトのプレーを容易にしていた主砲の不在は、オフェンス面に大きな影響を及ぼすだろう。
その穴を埋める活躍が期待されるのが、八村の中学時代の先輩でもある馬場雄大だ。前述の強化試合で平均12.0点、そしてアメリカとの1次ラウンド第3戦では、NBA軍団を相手に18得点と見事なパフォーマンスを披露。アメリカ戦で見せたような積極的なプレーで攻撃を牽引することができれば、得点力の低下は最小限に抑えられるはずだ。 また今大会の日本は個人技が中心で、チームとしてのオフェンスがあまり機能していない。加えて八村の離脱によりインサイドでの攻め手に欠くため、アウトサイドシュートに活路を見出したいところだが、過去3戦の3ポイント成功率は30.8%(16/52)と低調。セットオフェンスからフリーの選手を作り出し、いかに高確率で3ポイントを沈められるかが勝利へのカギとなる。
ディフェンス面では、3試合で平均25.0点、5.7アシストをマークしているエースPGのコーリー・ウェブスターに注意したい。ここまで1戦あたり6本の3ポイントを決め、成功率は驚異の56.2%を記録。攻撃の起点役を担う彼をどう抑えるかがポイントとなりそうだ。また日本は選手個々の守備意識は高いものの、1対1で抜かれた際のカバーリングにやや不安が残るため、連携部分は改善の必要があるだろう。
今夏、日本代表は強化試合としてニュージーランドと2試合を戦っている。勝敗は1戦目が99-89、翌戦は87-104と五分。ただ、その2戦で平均27.0点を叩き出していた八村が抜けたことで、戦況は日本不利と見る向きが多い。自身で得点を奪うだけでなく、マークを引きつけチームメイトのプレーを容易にしていた主砲の不在は、オフェンス面に大きな影響を及ぼすだろう。
その穴を埋める活躍が期待されるのが、八村の中学時代の先輩でもある馬場雄大だ。前述の強化試合で平均12.0点、そしてアメリカとの1次ラウンド第3戦では、NBA軍団を相手に18得点と見事なパフォーマンスを披露。アメリカ戦で見せたような積極的なプレーで攻撃を牽引することができれば、得点力の低下は最小限に抑えられるはずだ。 また今大会の日本は個人技が中心で、チームとしてのオフェンスがあまり機能していない。加えて八村の離脱によりインサイドでの攻め手に欠くため、アウトサイドシュートに活路を見出したいところだが、過去3戦の3ポイント成功率は30.8%(16/52)と低調。セットオフェンスからフリーの選手を作り出し、いかに高確率で3ポイントを沈められるかが勝利へのカギとなる。
ディフェンス面では、3試合で平均25.0点、5.7アシストをマークしているエースPGのコーリー・ウェブスターに注意したい。ここまで1戦あたり6本の3ポイントを決め、成功率は驚異の56.2%を記録。攻撃の起点役を担う彼をどう抑えるかがポイントとなりそうだ。また日本は選手個々の守備意識は高いものの、1対1で抜かれた際のカバーリングにやや不安が残るため、連携部分は改善の必要があるだろう。