バスケW杯

【バスケW杯・採点&寸評】日本 81-111 ニュージーランド|ファジーカスが31得点と奮闘するも、渡邊と馬場が9得点と沈黙

中村健吾(ダンクシュート編集部)

2019.09.07

アメリカ戦ではチームトップの18得点をあげた馬場だが、この試合は9得点と2戦連続の爆発はならず(C)Getty Images

FIBAワールドカップ・順位決定ラウンド/9月7日(土)/東莞(中国)
日本 81-111 ニュージーランド
日本  |29|10|22|20|
ニュージーランド|29|26|27|29|


【日本代表|チーム採点】
1.5

日本はエースの八村塁と、1次ラウンド最終戦のアメリカ戦で足を痛めた篠山竜青(のちに左第1趾末節骨骨折と判明)が欠場。大幅な戦力ダウンが心配された。しかし第1クォーターだけでファジーカスが17得点を稼ぎ出し、同点で最初の10分を終える。日本のペースで試合を進めていたように思われたが、第2クォーターは10点しか奪えず16点のビハインドで前半を折り返し。後半に入っても守備で相手のトランジションや3ポイントを止められず、攻撃でも得点源のファジーカスがトーンダウン。アメリカ戦で18得点をあげた馬場も9得点にとどまり30点差で完敗した。




【日本代表|選手採点】
PG 田中大貴 3.0
プレータイム/31分 
10得点・2リバウンド・5アシスト
1スティール・0ブロック
ケガの篠山に代わって先発しチーム最多のアシストと、ファジーカスに次ぐ得点をマーク。だが不要なファウルや第2クォーター終了間際のシュートミスはマイナス材料。

SG 比江島慎 1.5
プレータイム/19分
6得点・1リバウンド・2アシスト
1スティール・0ブロック
今大会では初戦のトルコ戦以来となる先発出場を果たしたが、前半は無得点。試合全体でも6得点と期待を裏切る結果に。

 
SF 馬場雄大 2.0
プレータイム/22分 
9得点・4リバウンド・2アシスト
2スティール・0ブロック
この試合も持ち味のドライブや守備で奮闘。しかし中に切れ込んでも相手のブロックや、オフェンスファウルを取られるなど、やや空回りしていた印象。得点は伸びず出場時の±はチームワーストの-40だった。

PF 渡邊雄太 2.0
プレータイム/33分
9得点・6リバウンド・2アシスト
0スティール・0ブロック
八村に代わってPFを務めるも、相手の高さに苦しめられ、フィールドゴールを1本しか決められず。守備でも4ファウルと本来の力を発揮できず「何もできなかった」と振り返った。


C ファジーカス ニック 4.0
プレータイム/34分
31得点・9リバウンド・4アシスト
0スティール・1ブロック
八村の離脱によりボールを持つ機会が増え、前半だけで5本の3ポイントを含む24得点と大暴れ。しかし後半はフィールドゴール3/11で7得点と存在感が薄れた。