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NBA

セルティックスに息づくガーネットの“レガシー”。自己最高のシーズンを送るブラウンも「彼のようにやっていきたい」

秋山裕之

2020.07.01

ブラウンが影響を受けた選手はチームOBのガーネット。成長著しい23歳はレジェンドについて「彼がコートへ持ち込んでいたことや彼の振る舞いをリスペクトしていた」と語った。(C)Getty Images

ブラウンが影響を受けた選手はチームOBのガーネット。成長著しい23歳はレジェンドについて「彼がコートへ持ち込んでいたことや彼の振る舞いをリスペクトしていた」と語った。(C)Getty Images

 昨秋にボストン・セルティックスと4年1億1,500万ドル(約123億500万円)という超高額契約を結んだジェイレン・ブラウンは、キャリア4年目の今季、自己最高のシーズンを送っている。

 23歳のスウィングマンは50試合すべてに先発出場し、いずれもキャリアハイとなる平均20.4点、6.4リバウンド、2.2アシスト、1.1スティール、フィールドゴール成功率49.0%、平均3ポイント成功数(2.1)をマーク。

 イースタン・カンファレンス3位の43勝21敗(勝率67.2%)という好位置にいるセルティックスは、NBAファイナル進出候補の一角であり、ブラウンはチーム躍進の鍵を握る重要な選手の1人だ。

 6月30日(日本時間7月1日、日付は以下同)にYouTubeへ公開された『ESPN』の「WYD?」に出演したブラウンは、自身が影響を受けた選手として、セルティックスのレジェンドのKGことケビン・ガーネットを挙げていた。

「もう大好きなんだ。彼がコートへ持ち込んでいたこと、そして彼の振る舞いをリスペクトしていたよ。ゲームに対して見せていたアプローチ、闘争心あふれるプレーの数々、それに彼が持ち込んだエナジー。それこそ俺のスピリット・アニマル(自分を象徴する精神を持つもの)なんだ」
 
 ガーネットは1995年から2016年までミネソタ・ティンバーウルブズやボストン・セルティックスでプレーし、今年バスケットボール殿堂入りが決まった万能ビッグマン。211cm・108kgとセンター並みの体格ながら、高い身体能力を備え、ガードからセンターまで守ることができ、オフェンスでは得意のジャンパーを中心に点を積み重ねてきた。

 そしてブラウンが指摘したように、ガーネットには持ち前の闘争心に加え、周囲に威圧感さえ与えるほどのエナジーがあり、それらを前面に押し出してコート上で異彩を放っていた選手でもある。

「俺はKGがやっていたことをいつも具体化してきたわけじゃない。でも将来に向けて取り入れたいものであることは間違いないね。彼は俺が大きな影響を受けた人なのは確かなこと。それに(セルティックスで)最後にチャンピオンシップを手にした人でもある。俺がここにいる限り、彼のようにやっていきたい。それほど、ケビン・ガーネットには触発されたんだ」とブラウンは熱く話していた。

 ガーネットがセルティックスに加入した2007-08シーズン、チームは22年ぶり17回目のリーグ優勝を果たし、ガーネット自身は最優秀守備選手賞に輝いている。
 

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