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バスケW杯

日本、W杯最終戦でモンテネグロに完敗。渡邊雄太が34得点と気を吐くも、全敗で大会を終える

ダンクシュート編集部

2019.09.09

渡邊が鬼気迫るプレーでチームを牽引するも、チーム力の差を見せつけられ完敗。1勝もあげられずにW杯を終えた。(C)REUTERS/AFLO

渡邊が鬼気迫るプレーでチームを牽引するも、チーム力の差を見せつけられ完敗。1勝もあげられずにW杯を終えた。(C)REUTERS/AFLO

FIBAワールドカップ・順位決定ラウンド/9月9日(月)
日本65-80モンテネグロ
日本    |16|17|18|14|
モンテネグロ|26|14|21|19|

 FIBAワールドカップ2019、9月9日の大会最終戦で、モンテネグロと対戦した日本は65-80で敗戦。渡邊雄太が同大会における日本人歴代最多の34得点(フィールドゴール11/19、3ポイント0/3、フリースロー12/12)、9リバウンドと奮闘したものの、大会初勝利には届かなかった。

 序盤からモンテネグロの高さに苦しめられた。NBAのオーランド・マジックで活躍する二コラ・ヴュチェビッチをはじめとした相手のインサイド陣にゴールを阻まれ、開始5分を過ぎて6-15と劣勢に立たされる。それでも日本は、八村塁の欠場により唯一のNBAプレーヤーとなった渡邊雄太が攻守で躍動。第1クォーターに8得点をあげると、続く第2クォーターも果敢なドライブから精度の高いジャンパーを次々と沈めてチームを牽引。前半はフル出場で21得点、6リバウンドを記録し、33-40と接戦に持ち込んで試合を折り返した。
 後半に入っても渡邊の勢いは止まらず、第3クォーター残り6分にはドライビングダンクを叩き込み45-45の同点に追いつく。しかしその後に手の出血というアクシデントにより、この試合初めてベンチに下がると、徐々に差を広げられ点差は再び2桁に。

 後がない日本は、第4クォーターも馬場雄大の連続得点などで反撃を試みるが、この試合18本のターンオーバーを犯すなど要所でミスを連発。3ポイントは16本放って成功ゼロに終わった一方で、相手にはイージーバスケットを許すなど、最後まで攻守が噛み合わず完敗を喫した。

 13年ぶりに出場した日本のワールドカップは、5戦全敗(得失点差-130)、出場32国中31位で終了(※日本と同じく全敗で、得失点差-147のフィリピンが最下位)。来年の東京五輪に向けて多くの課題を残す結果となった。

構成●ダンクシュート編集部
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