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NBA

ナゲッツの“秘密兵器”218㎝の大型新人ボル・ボルは第二幕で存在感を放てるか?

ダンクシュート編集部

2020.07.29

今季は開幕からGリーグでのプレーを余儀なくされていたボルだが、スクリメージでは3試合で平均13.7点、6.3リバウンド、3.00ブロックと好成績を残した。(C)Getty Images

今季は開幕からGリーグでのプレーを余儀なくされていたボルだが、スクリメージでは3試合で平均13.7点、6.3リバウンド、3.00ブロックと好成績を残した。(C)Getty Images

 デンバー・ナゲッツの中心選手と言えば、現役屈指の万能ビッグマンであるニコラ・ヨキッチ、高い得点力を備えたジャマール・マレー、攻守のバランスが取れたベテランのポール・ミルサップの名前が浮かぶ。

 昨季は彼らを中心に、ウエスタン・カンファレンス2位となる54勝をマーク。6年ぶりに出場したプレーオフでもカンファレンス・ファイナル進出まであと1勝に迫るなど、快進撃を見せた。

 自信をつけたチームは、今季もシーズン中断までウエスト3位の43勝を記録し、2年連続のポストシーズン進出を決めた。

 エースのヨキッチらのほかにもロースターにはシューター兼ディフェンダーのギャリー・ハリス、身体能力の高いウィル・バートン、ジェレミー・グラントといった好タレントが所属している。

 ただ、レブロン・ジェームズ&アンソニー・デイビス率いるロサンゼルス・レイカーズ、カワイ・レナード&ポール・ジョージ擁するロサンゼルス・クリッパーズと比較すると戦力や経験面で見劣りすると言わざるを得ない。

 そんなチームに新たな戦力が加わった。

 彼の名はボル・ボル。20歳のルーキーはスーダン出身で、1980年代後半から10年間NBAでプレーしたブロッカーのマヌート・ボル(2010年に他界)を父に持つ二世選手だ。
 
 昨季はオレゴン大で平均21.0点、9.6リバウンド、2.67ブロックの好成績を残した218㎝のビッグマンは、昨年のドラフトでも上位指名が予想されていた。

 ドラフト当日、ボルは指名予定の選手とその関係者が待機するグリーンルームに招待された。しかしながら1巡目でアダム・シルバー・コミッショナーから彼の名前が呼ばれることはなく、開始から4時間以上が経過。最終的に指名されたのは2巡目44位だった(ドラフト日に指名されたマイアミ・ヒートからナゲッツへトレード)。

 実力自体は申し分ないものの、2018年の12月に左足を骨折したケガの影響を鑑みて、各チームはボルの指名を回避したのだ。

 さらにナゲッツから与えられたのは本契約ではなく、2WAY契約。開幕後もGリーグでのプレーを余儀なくされ、シーズン中断までトップチームでの出場は1度もなかった。

 しかし、7月23日からスタートしたスクリメージ(練習試合)初戦、先発で出場したボルは32分間の出場で16得点、10リバウンド、6ブロックと大暴れ。攻撃では3ポイントを軽々と決め、守備ではブロックを連発するなど、抜群の存在感を放ったのだ。

 その後の試合でも、攻守で好プレーを披露したボルは3ゲームで平均13.7点、6.3リバウンド、3.00ブロック、3ポイント成功率35.3%を叩き出した。
 

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