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八村塁がNBA再開初戦で21得点、8リバウンドと躍動!しかしサンズに黒星を喫し、逆転プレーオフ進出は厳しい状況に

秋山裕之

2020.08.01

ともにチームトップの21得点、8リバウンドと躍動した八村だが、シーディングゲーム初戦を白星で飾ることができなかった。(C)Getty Images

 7月31日(日本時間8月1日、日付は以下同)、フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内にある"バブル"(リーグによって隔離された空間)において、シーディングゲーム(順位決定戦)の2日目が行なわれた。

 この日は八村塁が所属するイースタン・カンファレンス9位のワシントン・ウィザーズが、ウエスタン・カンファレンス13位のフェニックス・サンズと対決。両チームにとってこれが初戦、逆転でのプレーオフ出場を果たすためにはともにマスト・ウィン・ゲームと言える試合となった。

 スコット・ブルックス・ヘッドコーチ(HC)は「ゲーム開始が楽しみだ。選手がここ1か月間、一生懸命取り組んだ成果を見られるからね」とコメント。両軍の先発ラインナップは、ウィザーズがシャバズ・ネイピアー、トロイ・ブラウンJr.、アイザック・ボンガ、八村、そしてトーマス・ブライアント。一方のサンズはリッキー・ルビオ、デビン・ブッカー、ミケル・ブリッジズ、キャメロン・ジョンソン、ディアンドレ・エイトンがスターターとして登場した。
 
 序盤は互いに相手の様子を伺う展開のなか、八村はいきなりゴール下でファウルを獲得。2本のフリースローを着実に沈めると、残り約10分には左ウイングからドリブルでマッチアップ相手を揺さぶり、サイドステップからプルアップのロングレンジジャンパーをヒットさせた。

 以降も積極的にインサイドへ攻め込み、ミスショットしてもオフェンシブ・リバウンドに何度も絡んで最後はティップインに成功。アグレッシブなプレーで早くも6得点を奪取する。

 ところがその後オフェンシブファウルを犯すと、その直後にもブッカーのベースラインドライブに対してファウルをコールされてしまい、試合開始からわずか3分半で2ファウル。一旦ベンチへと下がった。

 ウィザーズはベンチスタートのジェローム・ロビンソンが躍動したものの、第1クォーターは31-38と7点ビハインド。しかし第2クォーターに入るとロビンソン、ブライアントのショットが次々と決まり、残り8分19秒で44-42と逆転に成功する。
 
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第3クォーターに追い上げを見せるも……