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NBA

レブロン&デイビスが躍動しジャズを撃破!レイカーズが10年ぶりにウエスト第1シードの座を獲得

ダンクシュート編集部

2020.08.04

レブロンのトリプルダブル級の活躍もあり、レイカーズはジャズを撃破。この勝利でチームは10年ぶりに第1シードの座を手にした。(C)Getty Images

レブロンのトリプルダブル級の活躍もあり、レイカーズはジャズを撃破。この勝利でチームは10年ぶりに第1シードの座を手にした。(C)Getty Images

 8月3日(日本時間4日)、ウエスタン・カンファレンス首位のロサンゼルス・レイカーズは同5位のユタ・ジャズと対戦した。

 レイカーズはシーディングゲーム(順位決定戦)初戦でライバルのロサンゼルス・クリッパーズに2点差で勝利。幸先の良いスタートを切ったものの、2戦目のトロント・ラプターズ戦ではフィールドゴール成功率35.4%、3ポイント成功率25.0%とシュートの精度を欠き、15点差で敗れていた。

 3戦目となった3日のジャズ戦、レイカーズは前半だけで2枚看板のレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスのコンビで32点を奪取し、2点リードで折り返す。

 後半に入ってもレイカーズはこの2人を中心に着実に加点し、徐々にリードを広げていく。6点差に迫られた第4クォーター残り42.9秒には、デイビスがジャズの息の根を止める4ポイントプレーを成功させ、116-108で勝利を手にした。

 レブロンは22得点、8リバウンド、9アシストとオールラウンドな働きを見せ、ラプターズ戦で14得点と精彩を欠いたデイビスも42得点、12リバウンド、4アシストと大暴れ。この勝利でレイカーズはウエストの第1シードの座が決定した。

 レイカーズがカンファレンス1位でシーズンを終えるのは2009-10シーズン以来10年ぶり。同年にチームは57勝をあげ、プレーオフでは1回戦でオクラホマシティ・サンダーを4勝2敗、2回戦でジャズをスウィープ(4連勝)、カンファレンス決勝でフェニックス・サンズを4勝2敗で撃破。3年連続で出場したファイナルでは、2年前(2008年)に敗れた宿敵ボストン・セルティックスを4勝3敗で破り、連覇を達成した。
 
 当時のチームはフィル・ジャクソン・ヘッドコーチの下、先発には絶対的エースのコビー・ブライアント、2番手に万能ビッグマンのパウ・ガソル、センターに伸び盛りのアンドリュー・バイナム、守備職人のロン・アーテスト、クラッチシューターのデレック・フィッシャーがおり、ベンチにはオールラウンダーのラマー・オドム、身体能力の高いシャノン・ブラウン、ジョーダン・ファーマー、シューターのサーシャ・ブヤチッチらが在籍していた。

 しかしチームはその後、主力の高齢化やケガ、さらには補強の失敗により年々成績を落とし、2013年を最後にプレーオフの舞台から遠ざかっていた。

 優勝から10年――。当時のメンバーは全員退団したが、現チームにも“キング”レブロンを中心に、攻守で抜群の存在感を放つデイビス、ベテランシューターのダニー・グリーン、若手スコアラーのカイル・クーズマ、ロールプレーヤーのケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、ドワイト・ハワード、アレックス・カルーソなど、先発・控えを問わず、好タレントが揃っている。

 長い低迷期を経て、ついに復活を果たした名門。ウエストにはカワイ・レナードとポール・ジョージ擁するクリッパーズやジェームズ・ハーデン&ラッセル・ウエストブルックのいるヒューストン・ロケッツ、イーストにもヤニス・アデトクンボが牽引するミルウォーキー・バックス、王者ラプターズと難敵は多いが、彼らはプレーオフでも強さを見せ、10年ぶりの頂点に立てるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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