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NBA

「チームのみんなが最高のプレーを見せてくれた」ハーデンの不振を全員でカバーし、ロケッツがサンダーとのプレーオフ1回戦で2連勝!

秋山裕之

2020.08.21

ハーデンの不振をチーム全体でカバーし、ロケッツがシリーズ2連勝を飾った。(C)Getty Images

ハーデンの不振をチーム全体でカバーし、ロケッツがシリーズ2連勝を飾った。(C)Getty Images

 8月20日(日本時間21日、日付は以下同)。プレーオフのファーストラウンド4日目を迎えたこの日、ウエスタン・カンファレンス4位のヒューストン・ロケッツ(1勝)は、同5位のオクラホマシティ・サンダー(1敗)との第2戦を行なった。

 この試合のロケッツは、自チームが保持する3ポイント試投数のプレーオフ歴代最多記録を更新する56本を放ったものの、ジェームズ・ハーデンは成功率18.2%(2/11)、エリック・ゴードンに至っては10本打って一本も決められないなど絶不調。

 にもかかわらず、ロケッツは第4クォーターに17-0のランを仕掛けサンダーを突き放し、111-98で圧勝を収める。右足大腿四頭筋の肉離れを負ったラッセル・ウエストブルックを欠くなかで、見事にシリーズ2連勝を飾った。
 
「俺たちはいいプレーをしていた。今夜はショットがなかなか決まらなかったが、ディフェンス面、特に後半で素晴らしい仕事ができた」

 ハーデンがディフェンス面を勝因に挙げたように、53-59の6点ビハインドで迎えた後半、ロケッツはサンダーをわずか39得点にシャットアウト。ダヌエル・ハウスJr.も「プライドじゃない。これはチームとしてのエナジーなんだ。チームのみんなが素晴らしいエナジーを見せていたよ」と話していた。

 シリーズ成績を2勝0敗としたロケッツは、ハーデンが21得点、9アシスト、3スティールをマークしたほか、ハウスJr.が19得点、9リバウンド、ゴードンは15得点、4アシスト、ジェフ・グリーンが15得点、7リバウンド、PJ・タッカーが14得点、オースティン・リバースは11得点、ロバート・コビントンも10得点と、7選手が2桁得点を奪取。前述したようにハーデンとゴードンの3ポイントが不発ながら、タッカーが4本中4本を記録するなどチーム全体では成功率33.9%(19/56)と持ち直し、ターンオーバーも試合を通じてわずか7本、とりわけハーデンはゼロと、この日のゲームでも上質なボールムーブを展開していた。
 
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