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NBA

ドラフト2位指名権を引き当てたウォリアーズがトレードで狙うべき選手は?レジェンドOBが提言

秋山裕之

2020.08.23

ドラフト2位指名権を引き換えに大型トレードを画策するウォリアーズ。球団OBのマリンはシクサーズをターゲットに挙げた。(C)Getty Images

ドラフト2位指名権を引き換えに大型トレードを画策するウォリアーズ。球団OBのマリンはシクサーズをターゲットに挙げた。(C)Getty Images

 8月20日(日本時間21日、日付は以下同)に行なわれたNBAドラフトロッタリー(指名順位の抽選)で、ゴールデンステイト・ウォリアーズは全体2位指名権を引き当てた。

 昨季まで5年連続でウエスタン・カンファレンスを制し、3度の優勝を飾ったウォリアーズだったが、今季は主力のケガもあってリーグワーストの15勝50敗(勝率23.1%)に終わり、一足早くシーズンを終了。だがこのチームには5年連続でNBAファイナルの舞台に立ったステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンという強固な基盤に加え、ウイングには平均20点が期待できる新戦力のアンドリュー・ウィギンズもおり、来季は早くも覇権争いへと加わる力を秘めている。

 今年のドラフトで、もしウォリアーズが216cmの高さと身体能力を兼備するメンフィス大出身のジェームズ・ワイズマンを指名すれば、豪華なスターターを形成することが可能となり、さらにやっかいなチームになることが容易に想像できる。
 
 もっとも、現在のウォリアーズにとって大事なのは数年後ではなくまさに今であり、ルーキーの育成よりも黄金期の主力が健在のうちに再び王座へ返り咲きたいというのが本音だろう。カリーは32歳、トンプソンとグリーンは30歳と今後数年はトップレベルを維持できるだろうが、その期間はいつまでも続くわけではないからだ。

 そんななか、21日に公開された『NBC Sports』のポッドキャスト番組「Runnin' Plays」にクリス・マリン(元ウォリアーズほか)が出演。殿堂入り選手であり、かつてウォリアーズでゼネラルマネージャーを務めた経験を持つレジェンドは、ウォリアーズがトレードで狙うべきターゲットについて気になる発言をしていた。

 マリンがターゲットチームに挙げたのは、イースタン・カンファレンス屈指の戦力を誇るフィラデルフィア・セブンティシクサーズ。現在はベン・シモンズをケガで欠くなかボストン・セルティックスとのプレーオフ1回戦を戦っているが、ジョエル・エンビードがシリーズトップの平均30.0点、13.0リバウンドと孤軍奮闘するも、3連敗と後がなくなっている。もしこのままスウィープで1回戦敗退となれば、今季終了後にどちらかを放出するのではないかと囁かれているのだ。
 
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