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元ドラフト2位の才能が新天地で完全開花!ペリカンズのイングラムが今季のMIP賞を受賞

ダンクシュート編集部

2020.09.01

イングラムは昨夏にペリカンズに加入。22歳のフォワードは新天地でエースを務め、ほとんどの項目でキャリアハイを更新した。(C)Getty Images

 8月31日(日本時間9月1日)、NBAは今季のMIP(この1年で最も成長した賞)にニューオリンズ・ペリカンズのブランドン・イングラムが選ばれたことを発表した。

 2016年のドラフト1巡目2位でロサンゼルス・レイカーズに指名されたイングラムは3年間チームでプレーし、昨夏にアンソニー・デイビスとの交換でロンゾ・ボール、ジョシュ・ハートとともにペリカンズへ加入。

 201cmのフォワードは昨季も平均18.3点、5.1リバウンド、3.0アシストと上々の成績を残したが、移籍を機にさらにスタッツが上昇。今季は出場した62試合すべてで先発を務め、平均23.8点、6.1リバウンド、4.2アシスト、フィールドゴール成功率46.3%、3ポイント39.1%、フリースロー85.1%を記録した。

 さらにレイカーズ在籍時は3年間で4回だけだった30得点ゲームを今季だけで11回、1月16日のユタ・ジャズ戦では、自己最多となる49得点を奪取。ダブルダブルも9試合で達成するなど、新天地でエースに成長を遂げ、4年目で初のオールスター出場を果たした。

 ペリカンズの選手が個人アウォードを受賞するのは、チーム名がホーネッツだった2006年にクリス・ポール(現オクラホマシティ・サンダー)が新人王に選ばれて以来14年ぶり。MIP賞は球団史上初の快挙だった。
 
 また、チームには昨年のドラフト1位指名で入団したザイオン・ウィリアムソンも在籍している。今季イングラムとフォワードコンビを組んだ20歳は、初年度から強烈なインパクトを残し、新人王の最終候補に挙げられており、2つの賞をペリカンズの選手が占める可能性も十分ありそうだ。

 なお、イングラムとともにMIPの最終候補に選ばれていたマイアミ・ヒートのバム・アデバヨ(平均15.9点、10.2リバウンド、5.1アシスト)は惜しくも2位、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチ(平均28.8点、9.4リバウンド、8.8アシスト)は3位、昨季の受賞者であるトロント・ラプターズのパスカル・シアカム(平均22.9点、7.3リバウンド、3.5アシスト)は7位という結果になった。

投票結果は以下の通り。(チーム名は略称)

ブランドン・イングラム(ペリカンズ):326ポイント
バム・アデバヨ(ヒート):295ポイント
ルカ・ドンチッチ(マーベリックス):101ポイント
ジェイソン・テイタム(セルティックス):57ポイント
デボンテ・グラハム(ホーネッツ):50ポイント
シャイ・ギルジャス・アレキサンダー(サンダー):21ポイント
パスカル・シアカム(ラプターズ):13ポイント
クリスチャン・ウッド(ピストンズ):11ポイント
トレイ・ヤング(ホークス):10ポイント
フレッド・ヴァンブリート(ラプターズ):6ポイント
ダービス・ベルターンス(ウィザーズ):3ポイント
ジェイレン・ブラウン(セルティックス):3ポイント
マーケル・フルツ(マジック):2ポイント
スペンサー・ディンウィディー(ネッツ):1ポイント
ダンカン・ロビンソン(ヒート):1ポイント

構成●ダンクシュート編集部

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