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ナゲッツが史上12チーム目となる1勝3敗からシリーズ突破!運命の最終戦でジャズとの死闘を制し、セミファイナルへ

ダンクシュート編集部

2020.09.02

シリーズを通じて目覚ましい活躍を見せたマレーとミッチェルの両エース。試合後は互いの健闘を称え合った。(C)Getty Images

 9月1日(日本時間2日)、NBAプレーオフのウエスタン・カンファレンス1回戦、デンバー・ナゲッツ(第3シード)対ユタ・ジャズ(第6シード)の第7戦が行なわれ、ナゲッツが80-78で勝利した。

 ナゲッツのジャマール・マレーとジャズのドノバン・ミッチェル、両軍のエースがシリーズ中に2度の50点超えを記録するなど、稀に見る熱戦となった今シリーズ。その集大成とも呼ぶべき最終戦は、互いの意地がぶつかり合うロースコアの死闘となった。

 前半は50-36とナゲッツが主導権を握るも、後半にジャズが反撃を見せる。第6戦まで平均38.7点とチームを牽引していたエースのミッチェルが果敢なドライブから流れを引き寄せると、センターのルディ・ゴベアも守備で奮起。じわじわと差を詰めて65-60と5点差で第3クォーターを終えた。
 
 勢いに乗るジャズは、第4クォーターもゴベアが躍動。高さを生かしたリバウンドでチャンスを作ると、残り8分には激しいマッチアップを演じていたニコラ・ヨキッチの5つ目のファウルを誘うアンド1を決めてついに逆転に成功した。

 序盤の大量リードを失ったナゲッツもしかし、ここから意地を見せる。ヨキッチの連続得点などで再びリードを手にすると、同点で迎えた残り27.8秒にヨキッチが決勝のフックシュートをヒット。その後のジャズの攻撃ではミッチェルからスティールを奪い、最後は逆転を狙ったマイク・コンリーの3ポイントがブザーとともに外れて勝負あり。プレーオフ史上12チーム目となる1勝3敗からの3連勝で、シリーズ突破を決めた。

 2年連続で1回戦を突破したナゲッツは次ラウンドで第2シードのロサンゼルス・クリッパーズと対戦。第1戦は2日後の現地3日に行なわれる。

構成●ダンクシュート編集部