9月6日(日本時間7日、日付は以下同)に行なわれたロサンゼルス・レイカーズとヒューストン・ロケッツによるウエスタン・カンファレンス・セミファイナル第2戦は、117-109でレイカーズが勝利。シリーズ成績を1勝1敗のタイに戻したが、これはレイカーズファンだけでなく、リーグに在籍する多くのビッグマンたちにとっても嬉しい勝利となったかもしれない。
遡ること2日前、ロケッツが勝利したシリーズ第1戦の終了間際。この試合を観戦していたであろうゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが、自身のTwitterにこんなことを投稿していた。
「ジョエル(エンビード/フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、KAT(カール・アンソニー・タウンズ/ミネソタ・ティンバーウルブズ)、ジョーカー(ニコラ・ヨキッチ/デンバー・ナゲッツ)以外のビッグマンたちは、今すぐレイカーズを懸命に応援すべきだ。もしヒューストンがこのシリーズを制したら、ビッグマンの市場価値にさらに傷がつくだろう」
現在のロケッツは、ロバート・コビントン(201cm)とPJ・タッカー(196cm)が先発パワーフォワード(PF)&センターを務め、ローテーション選手が全員203cm以下という超スモールラインナップを敷いている。ただでさえ現代NBAは"選手の総オールラウンダー化"が進み、インサイドプレーヤーも"ストレッチ4or5"として3ポイントが求められる時代なのに、もしロケッツが勝ってしまえば"ビッグマン自体不要論"が囁かれかねず、なかでもペイントエリアのみで勝負する古き良き時代のビッグマンの居場所が完全に失われかねない、というわけだ。
そんな古典派ビッグマンたちの祈りが通じたか、迎えた第2戦は前述の通りレイカーズが勝利。ただ、この試合でゲームハイの得点をあげたのはPF/センターのアンソニー・デイビスだが、彼もイン、アウトサイドのどちらでもプレーできるオールラウンドビッグマンのため、依然として"旧型ビッグマン"には厳しい状況が続きそうだ。
ちなみにこの投稿をしたグリーン自身も、198cmのサイズながらかつての"デス・ラインナップ"時にはセンターを務めた"超スモールラインナップ"の先駆け的存在であり、ポートランド・トレイルブレザーズのセンター、ユスフ・ヌルキッチがこのツイートに対し「発言は正しいけど、君がそのトレンドを始めたんじゃないか……」と"鋭いツッコミ"を入れている。はたして、レイカーズとロケッツのシリーズはどちらが制するのか。そして、ビッグマンたちにはどういう未来が待ち受けているのだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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遡ること2日前、ロケッツが勝利したシリーズ第1戦の終了間際。この試合を観戦していたであろうゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが、自身のTwitterにこんなことを投稿していた。
「ジョエル(エンビード/フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、KAT(カール・アンソニー・タウンズ/ミネソタ・ティンバーウルブズ)、ジョーカー(ニコラ・ヨキッチ/デンバー・ナゲッツ)以外のビッグマンたちは、今すぐレイカーズを懸命に応援すべきだ。もしヒューストンがこのシリーズを制したら、ビッグマンの市場価値にさらに傷がつくだろう」
現在のロケッツは、ロバート・コビントン(201cm)とPJ・タッカー(196cm)が先発パワーフォワード(PF)&センターを務め、ローテーション選手が全員203cm以下という超スモールラインナップを敷いている。ただでさえ現代NBAは"選手の総オールラウンダー化"が進み、インサイドプレーヤーも"ストレッチ4or5"として3ポイントが求められる時代なのに、もしロケッツが勝ってしまえば"ビッグマン自体不要論"が囁かれかねず、なかでもペイントエリアのみで勝負する古き良き時代のビッグマンの居場所が完全に失われかねない、というわけだ。
そんな古典派ビッグマンたちの祈りが通じたか、迎えた第2戦は前述の通りレイカーズが勝利。ただ、この試合でゲームハイの得点をあげたのはPF/センターのアンソニー・デイビスだが、彼もイン、アウトサイドのどちらでもプレーできるオールラウンドビッグマンのため、依然として"旧型ビッグマン"には厳しい状況が続きそうだ。
ちなみにこの投稿をしたグリーン自身も、198cmのサイズながらかつての"デス・ラインナップ"時にはセンターを務めた"超スモールラインナップ"の先駆け的存在であり、ポートランド・トレイルブレザーズのセンター、ユスフ・ヌルキッチがこのツイートに対し「発言は正しいけど、君がそのトレンドを始めたんじゃないか……」と"鋭いツッコミ"を入れている。はたして、レイカーズとロケッツのシリーズはどちらが制するのか。そして、ビッグマンたちにはどういう未来が待ち受けているのだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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