ヒューストン・ロケッツが誇る名脇役、PJ・タッカーは、2006-07シーズンにトロント・ラプターズでキャリアをスタート。しかしわずか1年でNBAを去り、その後はイスラエルやウクライナ、ドイツなどでキャリアを積んだ苦労人として知られる。
「ヨーロッパでプレーした経験があったからこそ、俺はNBAに帰ってくることができたと思っている。ヨーロッパではリーダーとしての立ち振る舞いを学ぶことができた。(自分はヨーロッパ時代に)チームの主要選手としてやってきた。チャンピオンシップへと導くためには何をすればいいのか、リーダーという役割をこなすうえで何が大事なのかを学ぶことができたんだ」
昨年10月のジャパンゲームズで来日したタッカーはキャリア序盤にヨーロッパでプレーした経験についてそう振り返り、ロケッツ在籍3年目を前に「今年こそ優勝したい」と決意を口にしていた。
2012年にフェニックス・サンズでNBA第二章をスタートさせたタッカーは、先発の座を掴み、17年に古巣ラプターズへと帰還。そしてシーズン終了後にフリーエージェント(FA)となり、ロケッツと契約した。
196㎝・111㎏で主にセンターを務める35歳は、1990年代のフィジカルコンタクト全盛のようなスタイルでマッチアップ相手に様々な仕掛けを繰り出し、オフェンスでは主にコーナーからの3ポイントを放ちつつ、つなぎ役とリバウンダー役をこなす、チームプレーヤーだ。
ロサンゼルス・レイカーズとのウエスタン・カンファレンス・セミファイナル初戦ではアンソニー・デイビスを相手に26ポゼッションで1本のショットしか許さず、2本のターンオーバーを誘発させて無得点に抑え込んでおり、出場時間帯における得失点差で両チームトップの+19を記録した。
「俺は小さいけど強いんだ。(試合が)終わるまで戦うんだ。どんなことがあろうとね」というタッカーの言葉からは、このサイズで戦い抜く覚悟を感じることができた。
第2戦ではデイビスがお返しとばかりにゲームハイの34得点を奪い、レイカーズが勝利したが、タッカーもフィールドゴール70.0%(7/10)、3ポイント57.1%(4/7)と高確率で沈めて18得点、11リバウンドと奮戦。出場時の得失点差も+18を叩き出した。
この試合で代名詞といえるコーナースリーを4本も放り込んだタッカーは、ジェームズ・ハーデンとラッセル・ウエストブルックにスペースを与えるという絶妙な働きを見せており、攻守両面でロケッツに不可欠な存在だ。
ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは自身のツイッターで「タックはNBA史上、ベストなコーナースリーのシューターかもな」と語っていたが、"タッカー=コーナースリー"というイメージが出来上がっているのは事実だろう。
「ヨーロッパでプレーした経験があったからこそ、俺はNBAに帰ってくることができたと思っている。ヨーロッパではリーダーとしての立ち振る舞いを学ぶことができた。(自分はヨーロッパ時代に)チームの主要選手としてやってきた。チャンピオンシップへと導くためには何をすればいいのか、リーダーという役割をこなすうえで何が大事なのかを学ぶことができたんだ」
昨年10月のジャパンゲームズで来日したタッカーはキャリア序盤にヨーロッパでプレーした経験についてそう振り返り、ロケッツ在籍3年目を前に「今年こそ優勝したい」と決意を口にしていた。
2012年にフェニックス・サンズでNBA第二章をスタートさせたタッカーは、先発の座を掴み、17年に古巣ラプターズへと帰還。そしてシーズン終了後にフリーエージェント(FA)となり、ロケッツと契約した。
196㎝・111㎏で主にセンターを務める35歳は、1990年代のフィジカルコンタクト全盛のようなスタイルでマッチアップ相手に様々な仕掛けを繰り出し、オフェンスでは主にコーナーからの3ポイントを放ちつつ、つなぎ役とリバウンダー役をこなす、チームプレーヤーだ。
ロサンゼルス・レイカーズとのウエスタン・カンファレンス・セミファイナル初戦ではアンソニー・デイビスを相手に26ポゼッションで1本のショットしか許さず、2本のターンオーバーを誘発させて無得点に抑え込んでおり、出場時間帯における得失点差で両チームトップの+19を記録した。
「俺は小さいけど強いんだ。(試合が)終わるまで戦うんだ。どんなことがあろうとね」というタッカーの言葉からは、このサイズで戦い抜く覚悟を感じることができた。
第2戦ではデイビスがお返しとばかりにゲームハイの34得点を奪い、レイカーズが勝利したが、タッカーもフィールドゴール70.0%(7/10)、3ポイント57.1%(4/7)と高確率で沈めて18得点、11リバウンドと奮戦。出場時の得失点差も+18を叩き出した。
この試合で代名詞といえるコーナースリーを4本も放り込んだタッカーは、ジェームズ・ハーデンとラッセル・ウエストブルックにスペースを与えるという絶妙な働きを見せており、攻守両面でロケッツに不可欠な存在だ。
ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは自身のツイッターで「タックはNBA史上、ベストなコーナースリーのシューターかもな」と語っていたが、"タッカー=コーナースリー"というイメージが出来上がっているのは事実だろう。