10月21日、レジェンドのケビン・ガーネットが自身のSNSを更新し、自叙伝の制作に取り組んでいることを明らかにした。
「このプロジェクトを皆に知らせることができて興奮している。ここしばらくの間、俺は初めての本『KG A to Z』の制作に取り組んでいるんだ。2021年の2月16日に本屋で手に取ることができるよ。この本は俺の人生、バスケットボールキャリアにおけるすべてが詰まった、無修正の百科事典なんだ。俺のストーリーが描かれたこの本を皆が気に入ってくれるといいな」
“KG”ことガーネットは、自信に満ちあふれた表情で構成された表紙とともにSNSでそう綴り、自身のこれまでの人生とバスケットボールキャリアの暴露本とも言える本の制作をアピール。
ガーネットは今季限りで現役を引退したヴィンス・カーター(22シーズン)に次ぐ歴代2位タイの21年間NBAでプレーし、キャリア平均17.8点、10.0リバウンド、3.7アシスト、1.3スティール、1.4ブロックを残した万能戦士。
211㎝・108㎏のサイズながらガードのような抜群のクイックネスを誇り、恵まれた高さと手の長さに驚異的な身体能力を兼備した男は、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)の前身と言ってもいい存在だった。
1995年のドラフト1巡目5位でミネソタ・ティンバーウルブズから指名されたガーネットは、高卒選手ながらルーキーシーズンから存在感を見せ、2年目にはオールスターに選出。1999-2000シーズンから6年連続で平均20点、10リバウンド、5アシスト以上を叩き出し、リバウンド王には4回輝いている。
その後ボストン・セルティックス、ブルックリン・ネッツ、ウルブズと渡り歩き、16年9月に現役を引退。21年間に及ぶ長いキャリアの中で、ガーネットは優勝1回、シーズンMVP、最優秀守備選手賞を勝ち取り、オールスター選出15度、オールNBAチーム選出9度、オールディフェンシブチーム選出12度と、攻守兼備のオールラウンダーとして活躍してきた。
今年2月、セルティックスはガーネットが着用していた5番を永久欠番にすると発表しており、来季セレモニーが行なわれる予定。また、ガーネットは今年のバスケットボール殿堂入りも決まっており、こちらは来年5月に式典が開催される。
ガーネットは現役時代、その熱い性格ゆえに相手選手と一触即発になる場面も多く、暴言を吐いて批判を浴びることもあったが、07年のセルティックス移籍後は守護神としてリーダーシップを発揮。ポール・ピアース、レイ・アレン、ラジョン・ロンドらとともに08年の優勝に大きく貢献した。アメリカ代表としても00年のシドニー五輪で金メダルを獲得しており、自叙伝の話題には事欠かないはず。
これまでガーネットに関する記事はいくつも報道されてきたが、『KG A to Z』は、本人の視点で描かれた作品だけに、メディアだけでなく、選手たちからも大きな注目を集めることになるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
「このプロジェクトを皆に知らせることができて興奮している。ここしばらくの間、俺は初めての本『KG A to Z』の制作に取り組んでいるんだ。2021年の2月16日に本屋で手に取ることができるよ。この本は俺の人生、バスケットボールキャリアにおけるすべてが詰まった、無修正の百科事典なんだ。俺のストーリーが描かれたこの本を皆が気に入ってくれるといいな」
“KG”ことガーネットは、自信に満ちあふれた表情で構成された表紙とともにSNSでそう綴り、自身のこれまでの人生とバスケットボールキャリアの暴露本とも言える本の制作をアピール。
ガーネットは今季限りで現役を引退したヴィンス・カーター(22シーズン)に次ぐ歴代2位タイの21年間NBAでプレーし、キャリア平均17.8点、10.0リバウンド、3.7アシスト、1.3スティール、1.4ブロックを残した万能戦士。
211㎝・108㎏のサイズながらガードのような抜群のクイックネスを誇り、恵まれた高さと手の長さに驚異的な身体能力を兼備した男は、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)の前身と言ってもいい存在だった。
1995年のドラフト1巡目5位でミネソタ・ティンバーウルブズから指名されたガーネットは、高卒選手ながらルーキーシーズンから存在感を見せ、2年目にはオールスターに選出。1999-2000シーズンから6年連続で平均20点、10リバウンド、5アシスト以上を叩き出し、リバウンド王には4回輝いている。
その後ボストン・セルティックス、ブルックリン・ネッツ、ウルブズと渡り歩き、16年9月に現役を引退。21年間に及ぶ長いキャリアの中で、ガーネットは優勝1回、シーズンMVP、最優秀守備選手賞を勝ち取り、オールスター選出15度、オールNBAチーム選出9度、オールディフェンシブチーム選出12度と、攻守兼備のオールラウンダーとして活躍してきた。
今年2月、セルティックスはガーネットが着用していた5番を永久欠番にすると発表しており、来季セレモニーが行なわれる予定。また、ガーネットは今年のバスケットボール殿堂入りも決まっており、こちらは来年5月に式典が開催される。
ガーネットは現役時代、その熱い性格ゆえに相手選手と一触即発になる場面も多く、暴言を吐いて批判を浴びることもあったが、07年のセルティックス移籍後は守護神としてリーダーシップを発揮。ポール・ピアース、レイ・アレン、ラジョン・ロンドらとともに08年の優勝に大きく貢献した。アメリカ代表としても00年のシドニー五輪で金メダルを獲得しており、自叙伝の話題には事欠かないはず。
これまでガーネットに関する記事はいくつも報道されてきたが、『KG A to Z』は、本人の視点で描かれた作品だけに、メディアだけでなく、選手たちからも大きな注目を集めることになるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)