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現地メディアが「NBA過去10年ドラフトの掘り出し物」を発表!レナード、バトラーらを抑え1位に立ったのは…

ダンクシュート編集部

2020.10.23

ドラフト下位指名からNBAのスターに上り詰めたバトラー(左上)、アデトクンボ(右上)、レナード(左下)、グリーン(右下)。(写真はすべて新人時代のもの)。(C)Getty Images

 11月18日(日本時間19日、日付は以下同)に行なわれるNBAドラフトを約1か月後に控えた10月23日。『NBC Sports Washington』が、過去10年間におけるドラフトの掘り出し物となった10選手を掲載した。

 毎年1巡目から2巡目まで計60人の新人が指名されるNBAドラフト。上位指名選手が活躍を期待されるのは当然だが、なかには数年後に大きな飛躍を遂げる下位指名選手も少なくない。当初のドラフト指名順位から大きく出世した選手は誰なのか。

■過去10年間におけるドラフトの掘り出し物となった10選手
※チーム名は略称、選手名横のチームは現所属、指名順位横は指名チーム

10位.ブランドン・クラーク(グリズリーズ):2019年1巡目21位(サンダー)
9位.アイザイア・トーマス(無所属):2011年2巡目60位(キングス)
8位.パスカル・シアカム(ラプターズ):2016年1巡目27位(ラプターズ)
7位.マルコム・ブログドン(ペイサーズ):2016年2巡目36位(バックス)
6位.カワイ・レナード(クリッパーズ):2011年1巡目15位(ペイサーズ)
5位.ルディ・ゴベア(ジャズ):2013年1巡目27位(ナゲッツ)
4位.ジミー・バトラー(ヒート):2011年1巡目30位(ブルズ)
3位.ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ):2012年2巡目35位(ウォリアーズ)
2位.ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ):2014年2巡目41位(ナゲッツ)
1位.ヤニス・アデトクンボ(バックス):2013年1巡目15位(バックス)
 
 ドラフトでは、アメリカの大学リーグNCAAで活躍を見せた選手、あるいは確かな将来性を披露した者が上位で指名されるのが定石だ。一方で、今回のランキングではクラーク(カナダ)、シアカム(カメルーン)、ゴベア(フランス)、ヨキッチ(セルビア)、アデトクンボ(ギリシャ)と、10人のうち5人が外国籍選手であるように、海外出身の選手は評価が分かれやすい。

 10位のクラークは、昨年のドラフトでNBA入りしたルーキーだ。今季は大半がベンチからの出場ながら、平均12.1点、5.9リバウンド、フィールドゴール成功率61.8%を記録してオールルーキー1stチームに選出。前述の海外出身組とはいえ、NCAAで才能の片鱗を見せた1人であり、八村塁とゴンザガ大で同期だったことから名前を覚えているファンも多いだろう。

 175cmという低身長がネックになりドラフト時に評価を落としたトーマスは、卓越したセンスとシュート力を武器にはい上がり、ボストン・セルティックス在籍時の2016、17年に2年連続でオールスター出場。特に16-17シーズンにはリーグ3位の平均28.9点をマークし、オールNBA2ndチームにも選ばれた。
 
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Gリーグを経て優勝チームの主力となったシアカム