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NBA

「彼は次のシーズンを本当に楽しみにしている」ウィザーズGMが、トレード候補に挙がるビールと来季も戦う意向を明かす

秋山裕之

2020.11.06

ビールは昨季、リーグ2位の平均30.5点をマーク。エースとしてウィザーズを牽引した。(C)Getty Images

ビールは昨季、リーグ2位の平均30.5点をマーク。エースとしてウィザーズを牽引した。(C)Getty Images

 昨季、オールスターガードのジョン・ウォールを欠いたワシントン・ウィザーズは、中断明けのシーディングゲーム(順位決定戦)にこそ参戦したものの、1勝7敗と大きく負け越し、最終的にイースタン・カンファレンス10位の25勝47敗(勝率34.7%)で終えた。

 アキレス腱断裂の大ケガから復帰を目指すウォールは、ピックアップゲームやワークアウトで順調に回復している姿を見せており、来季は2年ぶりにウォールとブラッドリー・ビールという自慢のバックコートデュオが揃って活躍することが期待されている。

 チームはダービス・ベルターンスやシャバズ・ネイピアー、イアン・マヒンミといった選手たちが完全FAとなるものの、八村塁やトーマス・ブライアント、トロイ・ブラウンJr.、ジェローム・ロビンソンといった伸びしろのある若手が契約下におり、彼らが成長する分だけ戦力アップが見込めると言っていい。

 その一方で、エースのビールに関するトレードの噂は絶えず、11月5日(日本時間6日、日付は以下同)には『ESPN』のザック・ロウ記者が情報筋から得たものとして「ライバルチームたちはビールがトレード可能になることを諦めていない」と報じている。
 
 昨季のビールは平均30.5点、4.2リバウンド、6.1アシストを記録。平均得点でリーグ2位、アシストではチームトップで、いずれもキャリアハイの数字を残しており、27歳と働き盛りだ。キャッチ&シュートやドライブなど多彩な得点のバリエーションを誇り、スコアリングだけでなくプレーメーカー役もこなすことができることから、獲得を目論むチームは依然として多い。

 もっとも、ウィザーズ側はビールのトレードについては考えておらず、トミー・シェパードGM(ゼネラルマネージャー)はビールが今後もチームに残り続けることに自信を見せている。

 3日に『The 'Grant and Danny' show』へ出演したシェパードGMは、「ブラッドは我々に約束してくれた。昨年の夏、彼はこのチームと延長契約を結んだんだ。私たちが互いに最も重要視していることは『さぁ勝ちに行こう』ということ」と切り出し、こう続けた。

「彼と私はオフシーズンの間、密接にコミュニケーションを取っている。彼は次のシーズンを本当に楽しみにしているよ」
 
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