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【NBAドラフト候補名鑑|1巡目中位~下位】ネスミス、アンソニーらNCAAの実力者のほか、欧州産の金の卵も

ダンクシュート編集部

2020.11.16

NCAAで高い得点能力を披露したネスミス(左上)、アンソニー(右上)、ベイ(右下)。スミス(左下)は攻守万能なビッグマンだ。(C)Getty Images

 昨年、八村塁が1巡目9位で指名されたことで日本でも注目を集めたNBAドラフト。今年は現地11月18日(日本時間19日)に、ESPNのスタジオからバーチャル形式で開催される。ここでは直前に迫った運命の瞬間を前に、1巡目での指名が予想される有力選手をおさらいしておこう。

※選手のプロフィールは①身長・体重②ポジション③生年月日(年齢)④所属(学年or国)⑤国籍。年齢はドラフト当日(11月18日)時点。
TYPE=現役NBA選手の中でプレースタイルが似ている選手。

▼アーロン・ネスミス
予想指名順位:11~20位
①198㎝・97㎏
②SG/SF
③1999年10月16日(21歳)
④ヴァンダービルト大(2年)
⑤アメリカ
TYPE:ジョシュ・リチャードソン
■2019-20シーズン成績
G:14   MPG:35.7    FG%:.512    3P%:.522
FT%:.825   RPG:4.9    APG:0.9    PPG:23.0     
 今季はケガで14試合の出場にとどまったが、3ポイント成功数60本(平均4.3本)、成功率52.2%と圧巻のシュート力を披露。長くボールを持たずに高得点を稼ぐことができる職人タイプのシューターだ。

▼コール・アンソニー
予想指名順位:11~20位
①191㎝・86㎏
②PG
③2000年5月15日(20歳)
④ノースカロライナ大(1年)
⑤アメリカ
TYPE:ジャマール・マレー
■2019-20シーズン成績
G:22   MPG:34.9    FG%:.380    3P%:.348   
FT%:.750    RPG:5.7    APG:4.0    PPG:18.5
 90年代にニューヨーク・ニックスなどでプレーしたグレッグ・アンソニーを父に持つサラブレッドは、昨季開幕戦で34得点を奪取。非凡な得点力を持つが、ミスの多さやシュートの不安定さにより評価が分かれている。

▼ジェイレン・スミス
予想指名順位:14~20位
①208㎝・102㎏
②PF
③2000年3月16日(20歳)
④メリーランド大(2年)
⑤アメリカ
TYPE:ジョン・コリンズ
■2019-20シーズン成績
G:31    MPG:31.3    FG%:.538    3P%:.368   
FT%:.750    RPG:10.5    APG:0.8    PPG:15.5
 2年間で平均1.77ブロックとリムプロテクターとして信頼が置け、速攻では先陣を切るなど攻守でフル稼働する。昨季は3ポイントの精度を向上させたことで、ストレッチ4としても計算できるように。
 
▼サディック・ベイ
予想指名順位:14~20位
①203㎝・98㎏
②SF
③1999年4月9日(21歳)
④ビラノバ大(2年)
⑤アメリカ
TYPE:クリス・ミドルトン
■2019-20シーズン成績
G:31    MPG:33.9    FG%:.477    3P%:.451   
FT%:.769    RPG:4.7    APG:2.4    PPG:16.1
 今季は3ポイント成功率で全米4位の45.1%を記録し得点が倍増。八村塁も受賞したジュリアス・アービング賞に輝いた。運動能力は並だが、戦術を理解し安定したプレーをこなす堅実さが売りだ。

▼キラ・ルイスJr.
予想指名順位:14~25位
①191㎝・75㎏
②PG
③2001年4月6日(19歳)
④アラバマ大(2年)
⑤アメリカ
TYPE:ディアロン・フォックス
■2019-20シーズン成績
G:31    MPG:37.6    FG%:.459    3P%:.366   
FT%:.802    RPG:4.8    APG:5.2    PPG:18.5
 抜群のクイックネスで相手を置き去りにするスピードスター。ピック&ロールの判断力に優れ、的確なパスで味方を生かしつつ隙あらば自らゴールを奪う。身体の線が細く守備では苦戦を強いられそう。

▼RJ・ハンプトン
予想指名順位:14~25位
①196㎝・84㎏
②PG/SG
③2001年2月7日(19歳)
④ニュージーランド・ブレイカーズ(ニュージーランド)
⑤アメリカ
TYPE:ダンテ・エクサム
■2019-20シーズン成績(NBLでの成績)
G:15    MPG:20.6    FG%:.407    3P%:.295   
FT%:.679    RPG:3.9    APG:2.4    PPG:8.8
 上位指名候補のラメロ・ボールと同様にアメリカの大学ではなくオーストラリアNBLでのプレーを選択し、異国の地で堂々たるプレーを披露した。ハンドリングに優れ、一瞬の隙を突くドライブで得点機会を演出する。線の細さと守備は今後の課題。
 
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