NBA

新生ネッツのキーマンに!オフに2大エースとワークアウトをした23歳が意気込み「チームの武器になりたい」

秋山裕之

2020.11.22

キャリア2年で2度目のトレードを経験したシャメット。今季は新天地のネッツで重要な役割を担う。(C)Getty Images

 NBAではよく選手たちが「トレードはビジネスだ」と口にするように、ロースター当落線上の選手からロールプレーヤー、スタータークラスからオールスター選手まで、トレードでチームを移ることは決して珍しくない。

 2018年のドラフト1巡目26位でフィラデルフィア・セブンティシクサーズから指名されたランドリー・シャメットは、ルーキーシーズンの途中にロサンゼルス・クリッパーズへトレードされ、今年11月19日(日本時間20日、日付は以下同)には3チーム間トレードでブルックリン・ネッツへの移籍が決まった。

 193cm・86kgのシューティングガードは、NBAキャリア2シーズンで平均9.2点、1.8リバウンド、1.6アシストの数字を残しているが、最大の強みは3ポイント。通算成功率40.2%、平均成功数2.1本と、フロアのスペースを広げるうえで貴重な存在となっている。
 
 ネッツは今回のトレードでシャメットとともにデトロイト・ピストンズからポイントガードのブルース・ブラウンを獲得。バックアップを務められる有能な人材を2人も獲得している。

 キャリア3年目で早くも3チーム目となるシャメットだが、新天地でも特に不安はないという。20日に行なわれた「Zoom」によるインタビューで、シャメットはネッツが誇るスーパースターデュオ、ケビン・デュラントとカイリー・アービングとは一緒にワークアウトをしてきた仲のため、アジャストするのは難しくないだろうと明かした。

「僕はラッキーだと思うね。この夏、面白いことに僕は『Mamba Sports Academy』でピックアップゲームをこなしていたんだ。オフシーズンを通して僕はあの2人と一緒にプレーできることが分かったし、彼らを相手にプレーしてきた。彼らを知ることができたし、楽しみにしているよ。彼らのプレーは大好きなんだ。彼らはともに動けるし、スクリーンをセットしてスペースを作ってほしいと思っている。それにアンセルフィッシュだし、パサーとしても有能で、スマートだからね」
 
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「(相手チームにとって)危険な存在、そしてチームの武器になりたいね」